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ビジネスフォンのコードレス電話機とは?種類ごとの違いと選び方、導入費用を解説

「席を外している間に電話が鳴って取り次げなかった」「倉庫や売り場で電話を受けられず、何度も事務所へ戻っている」。こうした悩みを解決する方法として検討されるのが、ビジネスフォンのコードレス化です。

ビジネスフォンのコードレス電話機には、受話器だけを無線にしたタイプから、アンテナを設置して建物全体で使えるタイプまで複数の種類があります。使う場所や人数によって向いている種類が変わるため、仕組みを知らずに選ぶと「電波が届かない」「今の主装置につながらない」といった失敗につながります。

この記事では、ビジネスフォンのコードレス電話機の仕組みと種類、コードレス化のメリットとデメリット、選び方、導入費用、業種別の活用例、導入時の注意点までを順に解説します。

まずは、検討時によく出る3つの疑問への答えを表で確認してください。確認したいポイントをクリックすると、該当する見出しへ移動します。

確認したいポイント結論詳細
コードレス電話機の種類は?カールコードレス・デジタル・アナログの3つ受話器だけを無線にしたカールコードレス、アンテナ経由で建物内を広く使えるデジタル、低価格なアナログが主な種類です。
どうやって選べばいい?使う範囲・台数・主装置との相性で選ぶ席の周りだけならカールコードレス、倉庫や複数フロアならデジタルのマルチゾーンが候補です。今の主装置との互換性も確認します。
導入費用の目安は?子機1台3万〜8万円程度+アンテナ・工事費デジタルコードレスはアンテナや主装置の専用ユニットが必要です。台数や使う範囲で総額が変わるため、見積もりで確認しましょう。

この記事でわかること

  • ビジネスフォンのコードレス電話機の仕組みと家庭用との違い
  • カールコードレス・デジタル・アナログなど種類ごとの特徴
  • コードレス化のメリット・デメリットと選び方のポイント
  • コードレス電話機の導入費用の目安と導入の流れ
  • 業種・場所別の活用例と導入時の注意点

ビジネスフォンのコードレス電話機とは?

ビジネスフォンのコードレス電話機とは、電話機本体や受話器をつなぐコードがなく、無線で主装置とつながる業務用の電話機です。席を離れても外線や内線の電話を受けられるため、オフィスだけでなく、倉庫や工場、店舗などでも広く使われています。

子機だけで通話や転送ができる業務用電話機

ビジネスフォンのコードレス電話機は、主装置に接続された専用のアンテナや親機と無線でやり取りします。そのため、子機だけで外線の発着信や内線通話、保留転送など、ビジネスフォンの基本機能を使えます。

たとえば、倉庫で作業中の社員が外線を受け、そのまま事務所の担当者へ転送するといった使い方が可能です。電話のために席へ戻る必要がなくなることが、コードレス化の最も大きな効果です。

家庭用コードレス電話機との違い

家庭用のコードレス電話機は、1本の回線に親機と子機をつないで使うのが基本です。子機同士の内線や簡単な転送はできますが、複数の外線を切り替えたり、多くの電話機で着信を分担したりすることはできません。

一方、ビジネスフォンのコードレス電話機は主装置の一部として動くため、どの外線でも受けられ、据え置きの電話機と同じように内線や転送を使えます。家庭用のコードレス電話機をビジネスフォンに接続できる場合もありますが、使える機能が限られるため、業務で使うならビジネスフォン専用の機種を選ぶのが基本です。

▼関連記事:ビジネスフォンの子機とは?コードレス電話機の種類と増設方法・費用の目安を解説

ビジネスフォンのコードレス電話機の種類と特徴

ビジネスフォンのコードレス電話機は、主にカールコードレス電話機、デジタルコードレス電話機、アナログコードレス電話機の3種類に分けられます。あわせて、スマートフォンを内線として使う方法もあります。

カールコードレス電話機

カールコードレス電話機は、据え置きの電話機本体と受話器をつなぐ「くるくるとしたコード」をなくしたタイプです。見た目は通常のビジネスフォンと変わらず、受話器を持ったまま席の周りを移動できるのが特徴です。

受話器にも画面やボタンが付いているため、受話器だけで保留や転送などの操作ができます。本体と受話器の距離が離れすぎると使えないため、自分の席を中心に使う人に向いています。本体は通常の電話機と同じように主装置へ配線するため、大がかりな追加工事が不要なことが多いのも利点です。

デジタルコードレス電話機

デジタルコードレス電話機は、主装置に接続したアンテナ(基地局)から電波を飛ばし、子機と通信するタイプです。音質がよく、通話が安定しやすいのが特徴で、オフィスや病院、工場などで広く使われています。

日本では、1.9GHz帯を使う免許不要のデジタルコードレス電話として、自営PHS方式やDECT方式などが制度化されています(参考:総務省「デジタルコードレス電話の無線局の高度化に係る技術的条件」)。Wi-Fiなどで使われる2.4GHz帯とは異なる周波数のため、無線LANとの電波干渉が起こりにくい点もメリットです。

アナログコードレス電話機

アナログコードレス電話機は、アナログの電波で子機とやり取りするタイプです。電波が障害物を回り込みやすく、比較的広い範囲で使えるうえ、デジタルコードレスより導入費用を抑えやすいのが特徴です。

一方で、音質はデジタル方式に劣り、周囲の電気機器の影響を受けやすい面があります。また、1つのアンテナに1台の子機を登録する方式が一般的なため、台数が多い場合には向いていません。最近はデジタル方式が主流になりつつあるため、新しく導入する場合は取り扱いの有無も確認しましょう。

シングルゾーンとマルチゾーンの違い

デジタルコードレス電話機には、シングルゾーンとマルチゾーンという2つの使い方があります。シングルゾーンは、アンテナと子機を1対1で登録する方式で、使える範囲は1つのアンテナの電波が届く範囲に限られます。

マルチゾーンは、建物内に複数のアンテナを設置し、どのアンテナのエリアにいても同じ子機で通話できる方式です。通話中に移動してもアンテナが自動で切り替わるため、複数のフロアや広い倉庫、病院などで使われています。導入費用は高くなりますが、広い範囲を1台の子機でカバーしたい場合に適しています。

スマートフォンを内線化する方法

専用のコードレス電話機を使わず、社員のスマートフォンを内線端末として使う方法もあります。携帯電話会社の法人向けサービスや、クラウドPBXのアプリを使うことで、スマートフォンで会社の番号の電話を受けたり、内線で転送したりできます。

社外でも会社の電話を使える点が大きな利点ですが、通話品質は通信環境に左右され、月額の利用料もかかります。社内の移動が中心ならコードレス電話機、外出が多いならスマートフォンの内線化というように、使い方に合わせて選びましょう。

ビジネスフォンをコードレス化するメリットとデメリット

コードレス化は電話対応の効率を上げる一方で、据え置きの電話機にはない注意点もあります。メリットとデメリットの両方を確認したうえで導入を判断しましょう。

コードレス化のメリット

最大のメリットは、電話の取りこぼしが減ることです。席を離れていても着信に応答できるため、担当者を探して何度も折り返すといった手間がなくなります。

次に、通話しながら作業や移動ができる点です。倉庫で在庫を確認しながら問い合わせに答えたり、売り場で商品を見ながらお客様と話したりできるため、対応のスピードが上がります。

さらに、電話機の配線に縛られないため、机の配置やレイアウトを変えやすくなるのも利点です。フリーアドレスを取り入れているオフィスでは、席が変わっても同じ電話機を使い続けられます。

コードレス化のデメリット

一方で、コードレス電話機は据え置きの電話機より1台あたりの価格が高めです。デジタルコードレスの場合は、子機のほかにアンテナや主装置の専用ユニットが必要になり、導入費用がかさむことがあります。

また、電波が届かない場所では使えないことや、バッテリーの充電が必要なことも注意点です。電池の劣化によって使える時間が短くなるため、数年ごとの電池交換も必要になります。持ち運べるぶん、紛失や置き忘れが起こりやすい点も意識しておきましょう。

こうしたデメリットの多くは、機種選びと運用ルールで小さくできます。使う範囲に合った種類を選び、充電や置き場所のルールを決めておくことが、コードレス化を成功させる前提になります。

▼関連記事:ビジネスフォンのメリット7選|家庭用電話機との違いとデメリットもわかりやすく解説

ビジネスフォンのコードレス化を検討中の方へ
株式会社ライドでは、現在お使いの主装置や電話機、使いたい場所をお聞きしたうえで、コードレス化に合った機種と構成をご提案します。
今の電話機を活かせるかどうかの確認だけでもお気軽にご相談ください。
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ビジネスフォンのコードレス電話機の選び方

コードレス電話機は、種類や機種によって使える範囲や台数、機能が大きく異なります。「どこで、何人が、どのように使うか」を整理してから選ぶことが、失敗を防ぐポイントです。

使う範囲と場所から種類を決める

まず考えたいのが、コードレス電話機をどの範囲で使うかです。自分の席の周りや同じフロアの会議室までであれば、カールコードレス電話機で十分なケースが多くあります。

倉庫や工場、複数のフロアなど、広い範囲を移動しながら使う場合は、デジタルコードレス電話機が向いています。特に、フロアをまたいで移動する場合や、通話中に長い距離を歩く場合は、アンテナを複数設置するマルチゾーン方式を検討しましょう。電波の届く範囲は建物の構造や壁の材質で変わるため、事前に現地調査を受けると安心です。

必要な台数と同時に使う人数を確認する

次に、コードレス電話機を何台使うのか、同時に何人が通話するのかを確認します。デジタルコードレスのアンテナは、1台あたりで同時に通話できる数に上限があります。同じ場所で多くの人が同時に通話する場合は、アンテナの台数を増やす必要があります。

また、主装置側にも、接続できるコードレス電話機やアンテナの数に上限があります。今後コードレス電話機を増やす予定がある場合は、導入時に増設できる余裕があるかを業者に確認しておきましょう。

今の主装置と互換性があるか確認する

ビジネスフォンのコードレス電話機は、主装置と同じメーカー・同じシリーズの製品を選ぶのが原則です。メーカーやシリーズが異なると、接続できなかったり、一部の機能が使えなかったりします。

今のビジネスフォンにコードレス電話機を追加したい場合は、主装置のメーカーと型番を確認し、対応するコードレス電話機がまだ入手できるかを調べましょう。古い主装置では、対応機種が生産終了していることもあり、その場合は中古品を探すか、主装置ごと入れ替えるかを検討することになります。

▼関連記事:ビジネスフォンの主装置とは?役割と仕組み・価格相場・選び方と交換時期を解説

業種に合った機能や耐久性を選ぶ

使う環境によっては、防水・防塵性能や落下への強さも重要になります。工場や厨房、屋外に近い倉庫などで使う場合は、水やほこりに強いタフな機種を選ぶと故障を防げます。

また、手がふさがりやすい作業現場ではヘッドセットに対応した機種、病院や介護施設ではナースコールとの連携に対応した機種など、業務に合わせた機能があるかも確認しましょう。

▼関連記事:ビジネスフォンの選び方|失敗しない機種選定と導入のポイントを徹底解説

ビジネスフォンのコードレス電話機の導入費用と導入方法

コードレス電話機の導入費用は、種類や台数、アンテナの数、工事の内容によって大きく変わります。ここでは一般的な目安を紹介しますが、実際の金額は現地調査後の見積もりで確認してください。

導入費用の目安

コードレス電話機の導入にかかる主な費用は次のとおりです。

  • コードレス電話機(子機)本体:1台あたり3万〜8万円程度
  • アンテナ(基地局):デジタルコードレスの場合に必要で、設置する数に応じて費用がかかる
  • 主装置の専用ユニット:コードレス電話機を接続するために追加が必要な場合がある
  • 設置・配線・設定工事費:アンテナの設置場所や配線の距離によって変わる

カールコードレス電話機は、通常の電話機と同じように主装置へつなげるため、据え置き型の電話機を置き換えるだけで済むことが多く、追加費用を抑えやすいタイプです。一方、マルチゾーン方式のデジタルコードレスは、アンテナの数が増えるほど費用が上がります。

導入・増設の流れ

コードレス電話機を導入する際は、一般的に次のような流れで進みます。

  • 相談:使う場所、台数、今の主装置のメーカーと型番を伝える
  • 現地調査:電波の届く範囲やアンテナの設置場所を確認する
  • 見積もり・契約:機器代と工事費の内訳を確認して契約する
  • 設置工事:アンテナの設置、主装置へのユニット追加、子機の登録を行う
  • 動作確認:使う予定の場所で通話や転送ができるかを確かめる

動作確認では、倉庫の奥や階段、エレベーターホールなど、電波が弱くなりやすい場所で実際に通話してみることが大切です。

▼関連記事:ビジネスフォンの工事内容と費用相場|必要な資格・当日の流れと業者選びのポイント

新品・中古・レンタルの選び方

コードレス電話機は、新品のほか、中古品やレンタルでも導入できます。長く使う予定で、保証を重視するなら新品が安心です。

今の主装置に合う機種が生産終了している場合や、費用を抑えたい場合は、中古品が有力な選択肢になります。ただし、中古のコードレス電話機はバッテリーが劣化していることがあるため、電池交換の有無や保証期間を確認しましょう。イベントや期間限定の事務所で使う場合は、レンタルも検討できます。

▼関連記事:中古ビジネスフォンの価格相場と選び方|メリット・デメリットと失敗しない購入のコツ

コードレス電話機の導入費用を知りたい方へ
株式会社ライドでは、使いたい場所や台数をもとに、アンテナの設置も含めたコードレス電話機の導入費用をお見積もりします。
主装置の入れ替えが必要かどうかもあわせて確認いたします。
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業種・場所別のコードレス電話機の活用例

コードレス電話機は、業種や使う場所によって向いている種類が変わります。ここでは、よくある活用例と選び方の目安を紹介します。

オフィス・事務所

一般的なオフィスでは、カールコードレス電話機が使いやすい選択肢です。自席での操作性は通常の電話機と変わらず、会議室やコピー機の前など、少し席を離れた場所でも電話を受けられます。フリーアドレスのオフィスでは、デジタルコードレスを社員ごとに持たせる方法もあります。

受付担当者がいるオフィスでは、受付の席に据え置きの電話機を置き、担当者が不在がちな部署にだけコードレス電話機を配るという使い分けも効果的です。全員分をコードレスにしなくても、取りこぼしが多い部署から導入するだけで、電話対応は大きく改善します。

倉庫・工場

倉庫や工場では、敷地が広く、作業しながら電話を受ける場面が多くあります。マルチゾーン方式のデジタルコードレス電話機を使えば、どこにいても内線や外線を受けられます。騒音の大きい場所では、音量を大きくできる機種やヘッドセット対応の機種が便利です。

店舗・飲食店

店舗や飲食店では、レジや売り場、厨房、バックヤードなど、電話を受ける場所が分散しているのが特徴です。据え置きの電話機に加えて、コードレス電話機を1〜2台置くだけでも、予約や問い合わせの取りこぼしを減らせます。厨房で使う場合は、水や油に強い機種を選びましょう。

病院・介護施設

病院や介護施設では、スタッフが施設内を常に移動しながら業務を行います。ナースコールと連携できるデジタルコードレス電話機を使えば、呼び出しにすぐ応答でき、スタッフ同士の連絡もスムーズになります。医療機器への影響が少ない方式かどうかも、導入時に確認しておきましょう。

コードレス電話機を導入するときの注意点

コードレス電話機は便利な反面、無線ならではの注意点があります。導入後に「使えない場所がある」「すぐに電池が切れる」とならないよう、次の点を確認しておきましょう。

電波が届きにくい場所を事前に確認する

コンクリートの壁や金属製の棚、エレベーターの中などは、電波が届きにくい場所です。実際に使う予定の場所で電波の強さを確認し、必要に応じてアンテナを追加することが大切です。

レイアウト変更や棚の増設によって、導入時には問題なかった場所で電波が弱くなることもあります。電話がつながりにくくなったと感じたら、早めに業者へ相談しましょう。

バッテリーと充電の運用を決める

コードレス電話機は、充電が切れると使えません。勤務時間の終わりに充電台へ戻すなど、充電のルールを決めておくと、翌日に電池切れで困ることを防げます。

バッテリーは消耗品で、使い続けるうちに持ち時間が短くなります。電池の交換時期や交換用電池の価格も、導入時に確認しておくと安心です。

紛失や置き忘れに注意する

持ち運べるコードレス電話機は、置き忘れや紛失が起こりやすい機器です。使う人や置き場所を決め、台数を定期的に確認するようにしましょう。

コードレス電話機には、着信履歴や電話帳などの情報が残ります。紛失したときに備えて、個人情報を登録しすぎないことや、紛失時の連絡先を社内で共有しておくことも大切です。

まとめ

ビジネスフォンのコードレス電話機は、席を離れても外線・内線の電話を受けられる業務用の電話機です。電話の取りこぼしを減らし、通話しながら作業や移動ができるため、オフィスだけでなく倉庫や店舗、病院などでも活用されています。

種類には、席の周りで使うカールコードレス、アンテナ経由で広い範囲をカバーするデジタルコードレス、低価格なアナログコードレスがあり、スマートフォンを内線化する方法もあります。使う範囲、台数、今の主装置との互換性を確認し、自社に合った種類を選びましょう。

導入費用は、子機1台あたり3万〜8万円程度に加えて、アンテナや主装置のユニット、工事費がかかります。現地調査で電波の届く範囲を確認し、充電や紛失への備えも含めて運用を決めておくことが、コードレス化を成功させるポイントです。

ビジネスフォンの導入・見直しは株式会社ライドへ
株式会社ライドは、静岡県三島市を拠点に、ビジネスフォンや複合機、法人向け光回線の導入を通じて、オフィスの通信環境とコストの改善をお手伝いしています。
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