複合機のトナーの価格はいくら?純正・互換・リサイクルの相場比較とトナー代を抑える方法を徹底解説
目次
- 複合機のトナーとは?基本の仕組みを解説
- トナーとインクの違い
- 複合機のトナーの価格相場|純正・互換・リサイクルを比較
- 純正トナーの価格と特徴
- リサイクルトナーの価格と特徴
- 互換トナーの価格と特徴
- カウンター保守契約ならトナー代は無料!仕組みを解説
- メーカー別|トナーの価格と特徴
- 複合機のトナー代を安く抑える5つの方法
- 1. カウンター保守契約を結ぶ(最もおすすめ)
- 2. カラー印刷を減らす
- 3. 集約印刷でページ数を減らす
- 4. 薄い印字濃度で印刷する
- 5. リサイクルトナーを検討する(保守契約なしの場合のみ)
- 純正以外のトナーを使うリスクと注意点
- 保守契約が無効になる可能性がある
- 故障時のメーカー保証が受けられない
- 印刷品質が低下する場合がある
- 複合機のトナー交換のタイミングと交換方法
- 交換のタイミング
- 交換方法
- まとめ|複合機のトナー代はカウンター保守契約で解決できる
「複合機のトナー代が高い」「1本いくらするのか知りたい」——複合機のランニングコストの中で大きなウェイトを占めるのがトナー代です。純正トナーは1本3万〜7万円と高額ですが、カウンター保守契約を結んでいればトナー代はカウンター料金に含まれるため、別途費用はかかりません。一方、保守契約なしで運用している場合や一括購入した複合機の場合は、トナーを自分で調達する必要があります。本記事では、複合機のトナーの価格相場を純正・互換・リサイクル別に比較し、トナーの仕組み、メーカー別の特徴、トナー代を安く抑える方法まで詳しく解説します。
複合機のトナーとは?基本の仕組みを解説

トナーとは、レーザー複合機やレーザープリンターで印刷に使用される微細な粉末状のインクのことです。電気的に帯電した感光体ドラムにトナーの粉末を付着させ、熱と圧力で用紙に定着させることで印字します。インクジェットプリンターの液体インクとは異なり、粉末であるため乾燥による目詰まりが起きにくく、高速・大量印刷に適しています。
業務用カラー複合機には通常、ブラック(K)・シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の4色のトナーカートリッジがセットされています。モノクロ複合機はブラック1色のみです。トナーが残り少なくなると、複合機のパネルに交換サインが表示されます。
トナーとインクの違い
| 比較項目 | トナー(レーザー複合機) | インク(インクジェット) |
|---|---|---|
| 形状 | 粉末状 | 液体 |
| 1本の価格 | 3万〜7万円 | 1,000〜5,000円 |
| 印刷可能枚数 | 5,000〜20,000枚/本 | 200〜500枚/本 |
| 1枚あたりのコスト | 約1〜5円/枚 | 約3〜30円/枚 |
| 印刷速度 | 高速(20〜50枚/分以上) | 低速(5〜15枚/分程度) |
| 用途 | 大量印刷・業務用 | 少量印刷・家庭用 |
トナーは1本あたりの価格は高いですが、1本で数千〜2万枚印刷できるため、1枚あたりのコストはインクジェットより大幅に安くなります。大量印刷が前提の業務用複合機にはレーザー方式(トナー使用)が採用されています。
複合機のトナーの価格相場|純正・互換・リサイクルを比較
| トナーの種類 | 1本の価格帯 | 印刷可能枚数(モノクロ) | 印刷品質 | 保守契約への影響 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純正トナー | 3万〜7万円 | 5,000〜20,000枚 | ◎ 最高品質 | ◎ 問題なし | ★★★ |
| リサイクルトナー | 1万〜3万円 | 純正の80〜90% | ○ ほぼ遜色なし | △ 保守無効の場合あり | ★★☆ |
| 互換トナー | 5,000〜15,000円 | 純正の70〜90% | △〜○ 品質にばらつき | × 保守無効になるリスク | ★☆☆ |
純正トナーの価格と特徴
純正トナーはメーカーが自社の複合機専用に製造したトナーで、1本3万〜7万円が相場です。カラー複合機の場合、4色セットで10万〜20万円以上になることもあります。価格は高いですが、印刷品質・耐久性・トラブルの少なさでは最も信頼性が高く、保守契約にも影響しません。
リサイクルトナーの価格と特徴
リサイクルトナーは、使用済みの純正トナーカートリッジを回収し、内部のトナー粉を詰め替えて再利用した製品です。価格は純正の30〜50%程度(1万〜3万円)に抑えられ、印刷品質も純正に近い水準です。ただし、品質は製造元によってばらつきがあり、保守契約によってはリサイクルトナーの使用で保守が無効になるケースもあるため、事前に確認が必要です。
互換トナーの価格と特徴
互換トナーは、純正メーカー以外の会社が独自に製造した新品のトナーカートリッジです。価格は純正の20〜40%程度(5,000〜15,000円)と最も安価ですが、印刷品質のばらつきが大きく、トナー漏れや色味の違いが発生するリスクがあります。互換トナーの使用で複合機が故障した場合、メーカー保証や保守契約が無効になる可能性が高いため、業務用複合機での使用には十分な注意が必要です。
カウンター保守契約ならトナー代は無料!仕組みを解説
業務用複合機でカウンター保守契約を結んでいる場合、トナー代はカウンター料金に含まれているため、トナーを別途購入する必要はありません。トナーの残量が少なくなると、メーカーや販売店から自動的に新しいトナーが届く仕組みになっています。
| 保守契約の種類 | トナー代 | トナーの調達方法 |
|---|---|---|
| カウンター保守契約 | 無料(カウンター料金に含む) | 自動配送または連絡で発送 |
| キットトナー保守契約 | トナー購入で保守が付帯(約7万円/5,000枚) | 販売店から購入 |
| スポット保守契約 | 実費(純正トナー代が必要) | 自分で購入 |
| 保守契約なし | 実費(純正・リサイクル・互換から選択) | 自分で購入 |
約8〜9割の企業が採用しているカウンター保守契約では、トナー代の負担を気にする必要はありません。トナーの価格が問題になるのは、スポット保守契約や保守契約なしで運用している場合、または一括購入した複合機でカウンター保守を結んでいない場合に限られます。
メーカー別|トナーの価格と特徴
| メーカー | ブラック(1本) | カラー(1色/1本) | 印刷可能枚数目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 京セラ | 約2〜3万円 | 約3〜5万円 | 約15,000〜25,000枚 | 長寿命ドラムでトナー交換頻度が少ない |
| シャープ | 約2〜4万円 | 約3〜5万円 | 約10,000〜20,000枚 | 比較的安価で入手しやすい |
| リコー | 約3〜5万円 | 約4〜6万円 | 約10,000〜15,000枚 | 印刷品質が安定PxPトナーで高品質 |
| キヤノン | 約3〜5万円 | 約4〜7万円 | 約10,000〜15,000枚 | 世界シェアNo.1トナーの安定供給 |
| 富士フイルムBI | 約4〜6万円 | 約5〜7万円 | 約10,000〜15,000枚 | 色再現性トップクラストナー単価はやや高め |
トナー単価が最も安いのは京セラとシャープです。特に京セラは長寿命ドラムを採用しているため、トナー交換の頻度自体が少なく、ランニングコストの面で有利です。ただし、カウンター保守契約を結んでいる場合はトナー代がカウンター料金に含まれるため、メーカーごとのトナー価格差を気にする必要はありません。
複合機のトナー代を安く抑える5つの方法

1. カウンター保守契約を結ぶ(最もおすすめ)
トナー代を最も確実に抑える方法は、カウンター保守契約を結ぶことです。カウンター料金にトナー代が含まれるため、トナーを個別に購入する必要がなくなります。トナーの残量が少なくなると自動配送してくれるメーカーも多く、トナー切れで業務が止まるリスクもゼロにできます。
2. カラー印刷を減らす
カラートナーはブラックトナーよりも高価で、カラー印刷はモノクロの約10倍のトナーを消費します。PCのデフォルト設定をモノクロに変更し、カラー印刷は必要な場合のみに限定する社内ルールを設定するだけで、トナー消費量を大幅に削減できます。
3. 集約印刷でページ数を減らす
2ページを1枚にまとめる「2in1印刷」を活用すれば、印刷枚数自体が半分になり、トナー消費量も削減できます。会議資料の確認用などは集約印刷で十分なケースが多いです。
4. 薄い印字濃度で印刷する
社内用の資料であれば、印字濃度を標準より薄めに設定することでトナーの消費量を抑えられます。複合機のドライバ設定で「トナーセーブモード」「エコプリント」を有効にすると、印字濃度を抑えた印刷が可能です。京セラの複合機はエコプリント機能が充実していることで知られています。
5. リサイクルトナーを検討する(保守契約なしの場合のみ)
保守契約を結んでいない複合機の場合、信頼性の高いリサイクルトナーを使用することでトナー代を30〜50%削減できます。ただし、リサイクルトナーの使用で保守契約が無効になるリスクがあるため、カウンター保守契約中の複合機では純正トナーの使用が必須です。
純正以外のトナーを使うリスクと注意点
保守契約が無効になる可能性がある
カウンター保守契約やキットトナー保守契約では、純正トナー以外を使用した場合に保守サービスが無効になるケースがあります。特にキットトナー保守は純正トナーの購入が保守契約の前提条件となっているため、リサイクルや互換トナーを使うと保守自体が受けられなくなります。
故障時のメーカー保証が受けられない
互換トナーやリサイクルトナーが原因で複合機が故障した場合、メーカーの無償修理保証の対象外となる可能性があります。トナー漏れによるドラムの損傷や、品質の悪いトナーによる定着不良などが報告されており、修理費用が自己負担になるリスクがあります。
印刷品質が低下する場合がある
互換トナーは製造元によって品質のばらつきが大きく、色味が純正と異なる、印字がかすれる、トナーが均一に定着しないといった品質トラブルが発生することがあります。特にカラー印刷でプレゼン資料やチラシを作成する場合は、色の再現性に影響が出る可能性があります。
複合機のトナー交換のタイミングと交換方法
交換のタイミング
複合機の操作パネルに「トナー残量少」の表示が出たら、交換の準備を始めましょう。表示が出てからもしばらくは印刷可能ですが、完全にトナーが切れると印刷が停止します。カウンター保守契約を結んでいる場合は、残量が一定レベルまで下がると自動的に新しいトナーが配送されるため、ユーザーが残量を気にする必要はほぼありません。
交換方法
トナーの交換方法は機種によって異なりますが、基本的にはフロントカバーを開けてトナーカートリッジを引き抜き、新しいカートリッジをセットするだけの簡単な作業です。交換の際は、新しいトナーカートリッジを水平に数回振ってからセットすることで、トナー粉が均一に分散し、初回から安定した印刷品質が得られます。使用済みカートリッジはメーカーの回収サービスに出しましょう。
まとめ|複合機のトナー代はカウンター保守契約で解決できる
複合機の純正トナーは1本3万〜7万円と高額ですが、カウンター保守契約を結んでいればトナー代はカウンター料金に含まれるため、別途購入する必要はありません。約8〜9割の企業がカウンター保守を採用しており、トナーの自動配送や故障時の無償修理も含まれているため、最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。
保守契約なしで運用している場合は、信頼性の高いリサイクルトナーの活用やカラー印刷の削減でトナー代を抑えることが可能です。ただし、互換トナーの使用は故障リスクや保守無効のリスクがあるため、慎重な判断が必要です。
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