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複合機 更新日:  公開日:

複合機とレーザープリンターの違いとは?機能・コスト・用途の比較から自社に合った選び方まで徹底解説

「複合機とレーザープリンターは何が違う?」「うちのオフィスにはどちらが合っている?」——複合機もレーザープリンターも同じレーザー印刷方式を採用した機器ですが、搭載機能・サイズ・コスト構造・保守体制が大きく異なります。複合機はコピー・スキャン・FAX・プリントの4機能を1台に集約した多機能機、レーザープリンターは印刷に特化したシンプルな専用機です。本記事では、複合機とレーザープリンターの違いを機能面・コスト面・運用面から徹底比較し、自社の環境にどちらが最適かを判断するためのポイントをわかりやすく解説します。

そもそもレーザー方式とは?印刷の仕組みを解説

レーザー方式とは、レーザー光を使って感光体ドラムに画像データを書き込み、トナー(粉末状のインク)をドラムに付着させた後、熱と圧力で用紙に定着させる印刷方式です。業務用複合機とレーザープリンターはどちらもこのレーザー方式を採用しています。

レーザー方式の最大の特徴は、高速印刷と文字のシャープさです。インクジェット方式のようにヘッドを左右に動かしながら少しずつ印字するのではなく、ページ単位で一気に転写するため、毎分20〜50枚以上の高速出力が可能です。また、トナーは粉末のため液体インクのようににじむことがなく、文字や罫線がくっきりと印刷されます。

レーザー方式とインクジェット方式の違い

比較項目レーザー方式インクジェット方式
インクの種類トナー(粉末)液体インク
印刷速度高速(20〜50枚/分以上)低〜中速(5〜20枚/分)
文字の鮮明さ◎ にじみにくい○ ややにじむ場合あり
写真の品質○ 標準的◎ 色彩豊かで高精細
大量印刷◎ 得意(耐久性が高い)△ 不向き(ヘッド劣化)
1枚あたりのコスト安い(約1〜5円)やや高い(約3〜30円)
用途ビジネス文書・大量印刷写真・年賀状・少量印刷

業務用途で大量の文書を印刷するオフィスでは、レーザー方式が圧倒的に適しています。以降は、このレーザー方式の機器の中で「複合機」と「レーザープリンター」のどちらを選ぶべきかに焦点を絞って解説します。

複合機とレーザープリンターの違いを徹底比較

比較項目複合機(MFP)レーザープリンター
基本機能コピー・プリント・スキャン・FAXの4機能を1台に集約プリント機能に特化(スキャン付きモデルもあり)
サイズ大型(床置き)重量100kg以上小型〜中型(卓上設置可)重量10〜30kg程度
本体価格60万〜400万円(定価)リースなら月額4,000〜25,000円3万〜30万円程度
1枚あたりの印刷コストモノクロ約1〜3円カラー約10〜20円(カウンター保守込み)モノクロ約3〜5円カラー約15〜30円(トナー代のみ)
印刷速度20〜50枚/分以上15〜40枚/分程度
給紙容量500〜数千枚(追加カセットで増設可)150〜500枚程度
両面印刷自動両面が標準モデルによる(手動の場合あり)
保守契約カウンター保守契約で修理費・トナー代込み保守契約はなし修理・トナーは自己負担
セキュリティICカード認証・暗号化ログ管理など充実基本的な機能のみ(機種による)
耐久性月数千〜数万枚に対応設計寿命約300万枚月数百〜数千枚程度が推奨範囲
おすすめの環境従業員10名以上のオフィス月間500枚以上の印刷1〜数名の個人・小規模環境月間500枚以下の印刷

複合機を選ぶメリットとデメリット

複合機のメリット

複合機の最大のメリットは、コピー・プリント・スキャン・FAXの4機能を1台に集約できることです。これらの機器を個別に購入する必要がなく、設置スペース・電気代・管理の手間を大幅に削減できます。また、カウンター保守契約を結ぶことで、トナー代・修理費・メンテナンスがすべてカウンター料金に含まれるため、突発的な出費がなくコスト管理が容易です。

印刷速度と給紙容量でもレーザープリンターを大きく上回っており、大量印刷が日常的に発生するオフィスでは、業務効率の面でも複合機が圧倒的に優れています。ICカード認証印刷やHDD暗号化などの高度なセキュリティ機能を備えている点も、企業利用では重要なメリットです。

複合機のデメリット

複合機のデメリットは、本体価格が高いこと(定価60万〜400万円)と、サイズが大きく設置場所を取ることです。ただし、リース契約であれば初期費用ゼロ・月額4,000〜25,000円で導入できるため、本体価格の高さはリースで解消できます。また、印刷枚数が極端に少ない環境(月間100枚以下)では、カウンター保守の基本料金が割高に感じられることがあります。

レーザープリンターを選ぶメリットとデメリット

レーザープリンターのメリット

レーザープリンターの最大のメリットは、本体価格が安く(3万〜30万円)、コンパクトで設置場所を取らないことです。デスクの上や棚に置けるサイズの機種も多く、小規模オフィスや個人の作業スペースに適しています。操作もシンプルで、PCに接続すればすぐに使い始められます。

レーザープリンターのデメリット

一方、レーザープリンターにはコピー・スキャン・FAXの機能がない(スキャン付きモデルもあるが限定的)ため、これらの機能が必要な場合は別途機器を購入する必要があります。また、保守契約がないため、故障時の修理費やトナー代はすべて自己負担です。純正トナーは1本3万〜7万円と高額であり、月間印刷枚数が多い環境では1枚あたりのコストが複合機のカウンター保守より高くなるケースもあります。

耐久性の面でも、レーザープリンターは月数百〜数千枚程度が推奨範囲であり、それ以上の大量印刷を続けると部品の消耗が早まります。

コスト比較|月間印刷枚数別のランニングコストシミュレーション

月間印刷枚数複合機月額コストレーザープリンター月額コスト年間差額5年間差額有利な方
200枚約5,000円(リース料+カウンター料)約1,500円(トナー代按分)約4.2万円約21万円プリンター
500枚約6,500円約3,500円約3.6万円約18万円プリンター
1,000枚約8,000円約7,000円約1.2万円約6万円ほぼ同等
3,000枚約13,000円約18,000円約-6万円約-30万円複合機
5,000枚約17,000円約30,000円約-15.6万円約-78万円複合機

※複合機はリース料月額10,000円+カウンター単価モノクロ1.5円で試算。レーザープリンターは純正トナー(モノクロ約3万円/1万枚)で試算。いずれも概算値。

月間印刷枚数1,000枚がコストの分岐点です。500枚以下ならレーザープリンターが安く、1,000枚を超えると複合機のカウンター保守の方がランニングコストで有利になります。さらに3,000枚以上では差が大きく開き、5年間で数十万円のコスト差が出ます。

複合機とレーザープリンターの賢い使い分けパターン

パターン1:複合機1台で完結する(10名以上のオフィス)

従業員10名以上のオフィスでは、複合機1台の導入がもっとも合理的です。コピー・プリント・スキャン・FAXのすべてを1台でまかなえるため、機器の管理やスペースの効率化が図れます。カウンター保守契約でトナーも修理も含まれるため、コスト管理も容易です。

パターン2:複合機 + レーザープリンターを併用する

複合機は共有機として中央に設置し、各部署やフロアにレーザープリンターを分散配置するという使い分けも効果的です。急ぎの印刷やちょっとした出力は手元のレーザープリンターで、大量印刷やコピー・スキャン・FAXは複合機で行うことで、業務効率がさらに向上します。

パターン3:レーザープリンターのみ(少人数・SOHO)

1〜3名程度の小規模オフィスやSOHOで、FAXやコピーをほぼ使わず、月間印刷枚数が500枚以下であれば、レーザープリンター1台で十分対応可能です。本体価格が安く、コンパクトで設置場所を取らないため、コストと省スペースの両面で有利です。

自社に合った方を選ぶための判断フローチャート

Q1:コピー・スキャン・FAX機能は必要ですか?

→ はい → 複合機がおすすめ

→ いいえ → Q2へ

Q2:月間印刷枚数は1,000枚以上ですか?

→ はい → 複合機がおすすめ(カウンター保守の方がコスパ◎)

→ いいえ → Q3へ

Q3:従業員は何名ですか?

→ 10名以上 → 複合機がおすすめ(共有利用・セキュリティ面で有利)

→ 1〜3名程度 → レーザープリンターがおすすめ(コスト・省スペース)

→ 4〜9名 → 複合機・レーザープリンターともに選択可能。印刷枚数とFAX/コピーの必要性で判断

まとめ|複合機とレーザープリンターは用途と印刷枚数で使い分けましょう

複合機とレーザープリンターは、どちらもレーザー方式の印刷機器ですが、機能・コスト・耐久性・保守体制が大きく異なります。コピー・スキャン・FAXが必要な場合、月間印刷枚数が1,000枚以上の場合、従業員10名以上のオフィスでは複合機が最適です。一方、印刷のみで月間500枚以下の少人数オフィスであれば、レーザープリンターの方がコストを抑えられます。

どちらを選ぶか迷った場合は、月間印刷枚数1,000枚が一つの分岐点です。これを超えるならカウンター保守付きの複合機の方がランニングコストで有利になります。

株式会社ライドでは、お客様の印刷枚数やオフィス環境をヒアリングした上で、複合機とレーザープリンターのどちらが最適かをアドバイスしております。複合機の導入や見直しをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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