複合機の営業を受けたら?しつこい営業への対処法・悪質な手口の見分け方・損しないための知識を解説
目次
- 複合機の営業が多い理由
- しつこい複合機の営業電話への5つの対処法
- 1. 「担当者は不在」で取り次がない
- 2. 「間に合っています」と明確に断る
- 3. 用件を確認してから判断する
- 4. 「電話での対応は行っていません」と伝える
- 5. 営業電話を社内ルールで管理する
- 注意すべき複合機営業の手口7パターン
- 特に注意:「リース料金だけ安く見せる」手口
- 特に注意:「即決を迫る」手口
- 信頼できる複合機の販売店を見分ける6つのポイント
- 1. カウンター料金を含めたトータルコストで提案してくれる
- 2. 自社の印刷枚数を確認してから機種を提案してくれる
- 3. 複数メーカーの選択肢を提示してくれる
- 4. 保守体制を具体的に説明してくれる
- 5. 契約書の内容を丁寧に説明してくれる
- 6. 即決を迫らず検討の時間をくれる
- 営業に騙されないために知っておくべき複合機の相場
- 複合機の営業を受けるときのチェックリスト
- まとめ|複合機の営業には「相場の知識」と「相見積もり」で対抗しましょう
「複合機の営業電話がしつこくてうんざり」「営業マンの言うことをそのまま信じて大丈夫?」——複合機業界は新規獲得の競争が激しく、電話営業や飛び込み営業が非常に多い業界です。残念ながら、相場より割高な料金を提示したり、不要なオプションを付けて売りつけたりする営業手法も一部に存在します。しかし、複合機の料金相場や契約の仕組みを正しく理解しておけば、悪質な営業に騙されることはありません。本記事では、複合機の営業電話への上手な対処法、注意すべき営業の手口、信頼できる販売店を見極めるポイント、損をしないための基礎知識までわかりやすく解説します。
複合機の営業が多い理由

複合機の営業電話や飛び込み訪問が頻繁にあるのには、業界構造的な理由があります。複合機のリース契約は5〜7年の長期契約であり、一度契約を獲得すればその期間中はカウンター料金という安定した継続収入が販売店に入ります。さらに、リース満了のタイミングで入れ替えの提案ができるため、1社の契約獲得が長期的なビジネスにつながるのです。
そのため、多くの販売店が新規顧客の獲得に力を入れており、電話営業・飛び込み営業・DM・Web広告などあらゆる手段で営業活動を行っています。特に中小企業は大企業に比べて情報収集の機会が少なく、相場を把握していないケースが多いため、営業のターゲットになりやすい傾向があります。
しつこい複合機の営業電話への5つの対処法
1. 「担当者は不在」で取り次がない
複合機の営業電話を受けた際、最も効果的な対処法は受付の段階で取り次がないことです。営業マンの目的は決裁権を持つ担当者(社長・経理担当者・総務担当者)につなげてもらうことにあるため、「担当者は不在です」「担当者から折り返しますので連絡先を教えてください」と伝えれば、それ以上の営業トークを防げます。折り返す必要がなければ、そのまま折り返さなくて問題ありません。
2. 「間に合っています」と明確に断る
あいまいな返答をすると、営業マンは「脈がある」と判断して再度連絡してきます。検討の余地がない場合は、「現在のリース契約で満足しているので、ご提案は不要です」と明確に断りましょう。「結構です」という表現は「良いですよ」とも受け取れるため、「不要です」「お断りします」とはっきり伝えるのが効果的です。
3. 用件を確認してから判断する
営業マンの中には、既存の担当者や取引先を装って電話をかけてくるケースもあります。初めて聞く会社名や担当者名の場合は、「どのようなご用件でしょうか?」とストレートに質問しましょう。用件が「複合機の提案」「コスト削減の提案」であれば、それは営業電話です。
4. 「電話での対応は行っていません」と伝える
なかなか引き下がらないしつこい営業に対しては、「電話での営業対応は行っておりません。必要な場合はウェブサイトからお問い合わせください」と伝えるのが有効です。この対応ルールを社内で統一しておくと、受付担当者が迷わずに済みます。
5. 営業電話を社内ルールで管理する
営業電話の対応ルールを社内で事前に決めておくことで、従業員が個々に判断して対応する必要がなくなります。「営業電話は一律お断り」「用件を聞いて担当者に確認後に折り返す」「名刺交換がない相手には取り次がない」など、明確なルールを設けておきましょう。
注意すべき複合機営業の手口7パターン
| No. | 手口の内容 | 見分け方 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 1 | 「今日決めれば特別価格」と即決を迫る | 急かす営業は比較されたくない証拠 | 「持ち帰って検討する」と即決を避ける |
| 2 | リース料金だけ安く見せてカウンター料金が割高 | カウンター単価を必ず確認する | 月額合算と5年間の総額で比較する |
| 3 | オーバースペックな機種を提案して本体価格を吊り上げ | 月間印刷枚数に対して印刷速度が過剰 | 自社の月間印刷枚数を事前に把握しておく |
| 4 | 不要なオプションを標準構成のように含める | 見積書の内訳を1つずつ確認する | 使わない機能は外してもらう |
| 5 | 既存の担当者を装って電話をかけてくる | 馴れ馴れしい口調会社名を名乗らない | 「会社名とご用件をお願いします」と確認 |
| 6 | リース残債を上乗せして長期の高額契約を組む | 残債の金額と上乗せ内容を確認 | 残債の処理方法を書面で確認する |
| 7 | 保守対応を外部に丸投げで対応が遅い | 「保守は自社で行っていますか?」 | 保守拠点の場所と対応時間を確認する |
特に注意:「リース料金だけ安く見せる」手口
最も多い手口が、リース料金を相場より安く設定して契約を取り付け、カウンター料金を相場の2〜3倍に設定するパターンです。月額リース料金が5,000円でも、カウンター料金がモノクロ5円・カラー30円であれば、トータルコストは相場よりはるかに高くなります。リース料金の安さだけに注目せず、必ず「リース料金 + カウンター料金」の月額合算と、5年間の総支払額で比較しましょう。
特に注意:「即決を迫る」手口
「今日決めていただければ、この価格にできます」「上司の決裁が今日までなので」といった即決を迫る営業は、他社との比較をさせたくないという意図が透けています。複合機のリース契約は5〜7年の長期契約です。即日で決める必要はまったくないため、「社内で検討してから回答します」と持ち帰りましょう。
信頼できる複合機の販売店を見分ける6つのポイント

1. カウンター料金を含めたトータルコストで提案してくれる
信頼できる販売店は、リース料金だけでなくカウンター料金を含めた月額合算と5年間の総額を提示してくれます。リース料金しか見せずに「こんなに安くなります」とアピールする販売店は注意が必要です。
2. 自社の印刷枚数を確認してから機種を提案してくれる
「月間何枚くらい印刷しますか?」「モノクロとカラーの比率は?」とヒアリングした上で、自社に合ったスペックの機種を提案してくれる販売店は、顧客のニーズを理解しようとしている証拠です。ヒアリングなしでいきなり高額機種を提案してくる販売店は、自社の利益を優先している可能性があります。
3. 複数メーカーの選択肢を提示してくれる
1メーカーしか取り扱っていない販売店では、そのメーカーの機種しか提案できません。複数メーカーを比較提案してくれる販売店であれば、自社のニーズに合った最適な選択肢を見つけやすくなります。
4. 保守体制を具体的に説明してくれる
「保守は自社のスタッフが対応します」「最寄りの拠点から○時間以内に駆けつけます」といった具体的な保守体制を説明してくれる販売店は信頼性が高いです。逆に、保守対応について曖昧な回答しかしない販売店は、保守を外部に丸投げしている可能性があります。
5. 契約書の内容を丁寧に説明してくれる
リース契約書や保守契約書の細かい条項(中途解約条件、カウンター料金の改定条項、再リース時の対応など)を丁寧に説明してくれる販売店は、契約後のトラブルリスクが低いです。
6. 即決を迫らず検討の時間をくれる
信頼できる販売店は、複数社との比較検討の時間を尊重してくれます。「じっくりご検討ください」「他社の見積もりと比べていただいて構いません」と言ってくれる販売店は、自社の提案に自信がある証拠です。
営業に騙されないために知っておくべき複合機の相場
| 費用項目 | 相場の目安 | 割高と判断できる水準 |
|---|---|---|
| リース料金(25〜30枚機/5年) | 月額8,000〜15,000円 | 月額20,000円以上 |
| カウンター料金(モノクロ) | 1〜2円/枚 | 3円以上/枚 |
| カウンター料金(カラー) | 10〜20円/枚 | 25円以上/枚 |
| 月額基本料金 | 1,000〜3,000円/月 | 5,000円以上/月 |
| リース料率(5年リース) | 1.9〜2.0% | 2.3%以上 |
これらの相場を事前に把握しておくだけで、営業マンから提示された条件が適正かどうかを即座に判断できます。相場より明らかに高い条件を提示された場合は、「他社の見積もりと比較検討します」と回答しましょう。
複合機の営業を受けるときのチェックリスト
□ 自社の月間印刷枚数(モノクロ/カラー別)を事前に把握しているか
□ リース料金とカウンター料金の「相場」を理解しているか
□ 見積書にリース料金とカウンター料金の両方が記載されているか
□ 月額合算(リース料+カウンター料)と5年間の総額で比較しているか
□ 提案された機種のスペックが自社の印刷枚数に見合っているか
□ 不要なオプションが含まれていないか見積書の内訳を確認したか
□ 保守は自社スタッフか外部委託かを確認したか
□ 故障時の対応スピードと保守拠点の場所を確認したか
□ 即決を迫られていないか(持ち帰り検討の余地があるか)
□ 最低3社以上から同一条件で相見積もりを取っているか
まとめ|複合機の営業には「相場の知識」と「相見積もり」で対抗しましょう
複合機の営業電話や飛び込み営業は、業界の構造上避けられませんが、相場の知識を持ち、複数社から相見積もりを取るだけで、不当に高い条件で契約してしまうリスクは大幅に下がります。即決を迫る営業には応じず、リース料金とカウンター料金のトータルコストで比較し、保守体制も含めて信頼できる販売店を選びましょう。
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