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中古複合機の保守契約はどうなる?保守の種類・カウンター料金の相場・新品との比較・選び方の注意点まで解説

「中古複合機を導入したいけど、保守契約は結べるの?」「中古の場合、カウンター料金はどれくらいかかる?」——中古複合機は本体価格が新品の半額以下で手に入ることもあり、コスト重視の企業にとって魅力的な選択肢です。

しかし、保守契約の条件や料金は新品とは大きく異なります。本体は安くてもカウンター料金が新品の約3倍に設定されることもあり、トータルコストでは新品リースの方が安くなるケースも少なくありません。

本記事では、中古複合機の保守契約の仕組み・種類・料金相場を詳しく解説し、新品との比較やトータルコストの考え方、注意すべきポイントまでわかりやすくお伝えします。

中古複合機でも保守契約は結べる?

結論から言えば、中古複合機でも保守契約を結ぶことは可能です。ただし、すべての中古複合機で保守契約が結べるわけではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。

保守契約が結べるケース

中古複合機の専門業者から購入した場合は、多くのケースでカウンター保守契約またはスポット保守契約を結ぶことができます。専門業者はエンドユーザーに販売する前に、内部のクリーニングや部品の点検・交換、動作確認といった事前メンテナンスを行い、動作に問題がないことを確認した上で販売しています。このため、販売後の保守対応が可能な状態で出荷されます。

保守契約が結べないケース

一方、ネットオークションやフリマサイトで購入した中古複合機は、保守契約が結べないケースがほとんどです。これらの経路で流通する複合機はノーメンテナンスで状態が不明なため、保守業者も対応を避ける傾向にあります。また、メーカーの補修部品の保有期限(製造終了から7〜8年程度)を過ぎた機種は、故障しても修理に必要な部品が入手できないため、保守契約が結べない場合があります。

中古複合機で選べる保守契約の種類

保守の種類仕組み中古の料金相場向いている企業
カウンター保守印刷枚数×単価で毎月請求トナー・修理費込みモノクロ 約3円/枚カラー 約25円/枚基本料金 約3,000円/月印刷枚数がある程度ある企業安定した保守を求める企業
スポット保守故障時にその都度修理を依頼し実費1回 約8万〜15万円(部品代・出張費含む)印刷枚数が極端に少ない企業月額固定費を避けたい企業
保守なし保守契約を結ばず故障時は自己対応修理費は不定(修理不可のリスクも)基本的に非推奨オークション購入等のやむを得ないケース

カウンター保守契約(おすすめ)

中古複合機でもカウンター保守契約を結ぶことができれば、トナー交換・修理対応・定期メンテナンスがすべてカウンター料金に含まれるため、突発的な出費を抑えながら安心して運用できます。ただし、中古のカウンター料金は新品と比べて大幅に高く設定されるのが一般的です。

中古のカウンター料金相場は、モノクロ約3円/枚・カラー約25円/枚で、新品の約2〜3倍が目安です。これは中古複合機の部品が摩耗しており、故障リスクが新品より高いため、保守会社がリスク分を料金に上乗せしているためです。

スポット保守契約

毎月の固定費がかからず、故障が発生した際にその都度修理を依頼する契約です。故障がなければ費用はゼロですが、中古複合機は故障リスクが高いため、1回の修理で8万〜15万円以上かかることもあります。印刷枚数が極端に少ない場合にのみ検討する選択肢です。

保守なし(非推奨)

オークションや個人売買で購入した中古複合機では、保守契約が結べず「保守なし」で運用せざるを得ないケースがあります。故障時にはすべて自己対応となり、修理業者を自分で探す必要があります。部品の入手ができずに修理不能になるリスクもあるため、業務用途での「保守なし」運用は基本的に非推奨です。

中古複合機と新品複合機の保守料金を比較

比較項目中古複合機新品複合機(リース)
本体価格5万〜30万円(現金購入)60万〜400万円(定価)リースなら月額4,000〜25,000円
カウンター料金(モノクロ)約3円/枚約1〜2円/枚
カウンター料金(カラー)約25円/枚約10〜20円/枚
月額基本料金約3,000円/月約1,000〜3,000円/月
故障リスク高い(部品の経年劣化)低い(新品)
補修部品の在庫枯渇リスクあり5〜7年は安心
保守対応の優先度新品ユーザーより低い場合あり優先的に対応
導入方法現金一括購入が基本リース(初期費用ゼロ)

中古と新品、5年間のトータルコストを比較シミュレーション

月間モノクロ1,500枚・カラー500枚を印刷する環境で、中古複合機と新品リースの5年間のトータルコストを比較してみましょう。

費用項目中古複合機新品リース(5年)
本体費用15万円(現金購入)0円(リース料に含む)
リース料金(月額×60ヶ月)0円約72万円(月額12,000円×60)
カウンター料金(月額×60ヶ月)モノクロ×1,500枚+カラー×500枚約102万円(3円×1,500+25円×500)×60約52.5万円(1.5円×1,500+15円×500)×60
5年間の総額約117万円約124.5万円

このシミュレーションでは、中古複合機の方が約7.5万円安い結果になりました。しかし、この差はわずかであり、中古複合機の故障リスク、部品枯渇リスク、保守対応の優先度の低さを考慮すると、新品リースの方がトータルの安心感は大きいといえます。さらに、印刷枚数が多い環境や、カウンター単価の差が大きい場合は、新品リースの方がトータルで安くなるケースも十分にあり得ます。

中古複合機の保守契約で注意すべき5つのポイント

1. 購入先によって保守契約の可否が変わる

中古複合機の保守契約が結べるかどうかは、購入先によって大きく異なります。中古専門の販売業者から購入すれば、事前メンテナンス済みの状態で納品されるため、カウンター保守やスポット保守の契約が可能です。一方、ネットオークションやフリマサイトで購入した場合は、ほぼ保守契約が結べないと考えておきましょう。

2. カウンター料金が新品の2〜3倍になる

中古複合機のカウンター料金は、新品の約2〜3倍が相場です。モノクロ3円・カラー25円という単価は、印刷枚数が増えるほどコスト差が大きくなります。特にカラー印刷の比率が高い企業では、中古のカウンター料金だけで新品リースのトータルコストを上回る可能性があるため注意が必要です。

3. 補修部品が枯渇するリスクがある

メーカーの補修部品の保有期限は、製造終了から7〜8年程度です。中古複合機は製造から数年が経過しているため、購入時点ですでに部品保有期限が近づいている場合があります。部品が枯渇すると、故障しても修理ができず、複合機が使えなくなるリスクがあります。購入前に、その機種の製造終了時期と部品保有状況を販売店に確認しましょう。

4. メーカー直接の保守が受けられない場合がある

新品リースの場合はメーカーの直接保守が受けられますが、中古複合機の場合は販売店経由の保守や、保守専門の外部業者が対応するケースが多いです。メーカー直接保守と比べて対応スピードや品質に差が出ることがあるため、保守を担当するのが誰なのかを事前に確認しておきましょう。

5. トータルコストで新品リースと必ず比較する

「中古の方が安い」というイメージは本体価格だけを見た場合に限られます。カウンター料金が新品の2〜3倍であれば、印刷枚数が多い環境ではランニングコストで大きな差がつき、5年間のトータルコストでは新品リースの方が安くなるケースも十分にあります。中古複合機の導入を検討する際は、必ず新品リースとのトータルコスト比較を行いましょう。

中古複合機の導入が向いている企業・向いていない企業

中古が向いている企業

月間印刷枚数が500枚以下と少なく、カウンター料金の差が影響しにくい企業は、中古複合機のコストメリットを活かしやすいです。また、短期間(1〜2年程度)だけ複合機が必要な場合や、初期費用をどうしても現金で抑えたい起業直後の企業にも中古は選択肢になります。

中古が向いていない企業

月間印刷枚数が1,000枚以上ある企業、カラー印刷の比率が高い企業、安定した保守サポートを重視する企業には、中古複合機は不向きです。カウンター料金が新品の2〜3倍になるため、印刷枚数が多いほどコスト差が広がり、トータルでは新品リースの方が安くなる可能性が高いです。また、故障時の対応スピードや部品枯渇のリスクを考えると、業務への影響が大きい環境では新品リースが安全です。

まとめ|中古複合機の保守はトータルコストと信頼性で判断しましょう

中古複合機でも保守契約を結ぶことは可能ですが、カウンター料金は新品の約2〜3倍が相場であり、故障リスクや部品枯渇リスクも新品より高い点を理解しておく必要があります。本体価格の安さだけに注目するのではなく、カウンター料金を含めた5年間のトータルコストで新品リースと比較した上で判断しましょう。

印刷枚数が少なく短期利用であれば中古のコストメリットを活かせますが、印刷枚数が多い企業や安定した保守サポートを求める企業には、新品リースの方がトータルで有利になるケースが多いです。

株式会社ライドでは、中古複合機と新品リースのトータルコスト比較や、お客様の利用状況に合わせた最適な導入方法のご提案を行っております。中古複合機の保守についてお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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