複合機のサイズ一覧|本体寸法・重さ・設置スペースの目安と対応用紙サイズを解説
複合機を導入したあとで「置き場所に収まらない」「思ったより圧迫感がある」と気づく。これは珍しい話ではありません。
カタログに載っている寸法は、あくまで本体の大きさです。実際には給紙トレイを引き出すスペース、放熱のための隙間、人が立って操作する場所まで含めて考える必要があります。
もう一つ、複合機のサイズには対応用紙サイズという意味もあります。A3まで刷れるのか、A4で足りるのか。この判断が本体の大きさそのものを左右します。
この記事では、本体寸法と重量の目安、設置に必要なスペースの出し方、対応用紙サイズの選び方、そして搬入経路の確認方法までを順に整理しました。
目次
- 複合機のサイズは本体寸法と用紙サイズを分けて考える
- 「サイズ」が指す2つの意味
- 先に決めるべきは対応用紙サイズ
- 設置場所の制約から逆算する場合
- 本体サイズの目安|自立型と卓上型の違い
- 自立型|幅600×奥行600×高さ1,200mm前後
- 卓上型|A4中心の小型機
- 重量の目安と床への影響
- 自立型と卓上型をどう選び分けるか
- メーカーによる寸法の違い
- 設置スペースは本体寸法だけでは足りない
- 前面・左右・背面に必要な余白
- 機械占有寸法を確認する
- 通路の幅を確保する
- どこに置くかで使い勝手が変わる
- 必要な面積を出す手順
- 設置場所を実測するときのポイント
- 対応用紙サイズの種類と選び方
- A判とB判の違い
- オフィスで使う主な用紙サイズ
- A3対応機とA4機のどちらを選ぶか
- はがき・封筒・長尺紙などの特殊サイズ
- 複数の用紙サイズを併用する場合の注意
- 搬入経路の確認|設置できても入らないことがある
- エレベーターの寸法と積載重量
- 廊下の幅と曲がり角
- 階段搬入になる場合
- 事前の下見を依頼する
- 設置当日までに準備しておくこと
- サイズを選ぶときの判断基準
- 月間印刷枚数から必要なクラスを決める
- 給紙容量と本体サイズの関係
- オプションを付けた場合の寸法変化
- サイズ選びで起こりやすい失敗
- カタログ値だけで設置場所を決めた
- 将来の変化を考えていなかった
- 排熱とメンテナンスの余地を見ていなかった
- 電源とネットワークの位置を確認していなかった
- まとめ|サイズは実測と機械占有寸法から判断する
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 複合機のサイズとは何を指す? | 本体寸法と対応用紙の2つ | 検索される「サイズ」には本体の大きさと、印刷できる用紙サイズという2つの意味がある。 |
| 本体の大きさはどれくらい? | 幅・奥行600×高さ1,200mm前後 | 自立型の一般的な目安。卓上型であれば高さ460mm程度まで小さくなる。重量にも大きな差がある。 |
| 設置スペースはどれだけ必要? | 本体+前面1m・左右50cm | トレイの開閉、放熱、操作する人の立ち位置を含めると、本体寸法より広い面積が必要になる。 |
| 対応用紙サイズはどう選ぶ? | A3対応かA4機かで決まる | A3を使う頻度が低ければA4機で足りる。本体の大きさと価格が変わる分かれ目になる。 |
この記事でわかること
- 複合機の「サイズ」が本体寸法と対応用紙サイズの2つを指すことと、その決める順番
- 自立型・卓上型それぞれの本体寸法と重量の目安、床にかかる荷重の考え方
- 本体寸法に加えて確保すべき余白と、実際に必要な設置面積を出す手順
- A判とB判の違いと、A3対応機とA4機のどちらを選ぶべきかの判断基準
- 搬入経路の確認項目と、サイズ選びで起こりやすい失敗のパターン
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複合機のサイズは本体寸法と用紙サイズを分けて考える
複合機のサイズを調べようとすると、話がかみ合わないことがあります。同じ「サイズ」という言葉が、2つの異なる意味で使われているためです。
「サイズ」が指す2つの意味
1つ目は本体の大きさです。幅、奥行、高さ、そして重量。設置場所に収まるかどうかを判断するための数字です。
2つ目は対応用紙サイズです。A3まで印刷できるのか、A4までなのか。何を刷れるかという機能面の話になります。
この2つは無関係ではありません。A3に対応する機種は用紙を通す経路が長くなるため、本体そのものが大きくなります。用紙サイズを決めることが、本体の大きさを決めることにつながります。
先に決めるべきは対応用紙サイズ
順番としては、対応用紙サイズを先に決めます。何を印刷する必要があるかは業務の内容で決まるため、後から変更しにくい条件だからです。
A3の図面や大きな資料を日常的に扱うのであれば、A3対応機以外に選択肢はありません。逆に印刷物のほとんどがA4であれば、小型の機種で足ります。
この段階で候補が大きく絞られます。そのうえで、本体寸法が設置場所に収まるかを確認するという流れになります。
設置場所の制約から逆算する場合
置ける場所が限られている場合は、逆の順番になります。まず設置可能な寸法を測り、その範囲に収まる機種の中から選ぶという進め方です。
この場合、A3対応を諦めるという判断が必要になることもあります。A3の印刷頻度が低いのであれば、必要なときだけ外部のサービスを使うという選択肢も検討に値します。
どちらの順番で進めるにせよ、設置場所の実測が出発点になる点は変わりません。
本体サイズの目安|自立型と卓上型の違い
業務用の複合機は、床に直接置く自立型と、机の上に置ける卓上型に分かれます。それぞれの寸法と重量の目安を整理します。
自立型|幅600×奥行600×高さ1,200mm前後
一般的なオフィスで使われているのが自立型です。目安となる寸法は、幅600mm、奥行600mm、高さ1,200mm程度です。
この高さには、上部の自動原稿送り装置と、下部の給紙カセットが含まれています。給紙カセットの段数を増やせば、その分だけ高さが増します。
機種によって幅は変わります。省スペース設計を打ち出した機種では幅が550mm台のものもあり、以前は800mm近くあった時代と比べると小型化が進んでいます。
自立型は給紙容量が大きく、印刷速度も高い機種が揃います。日常的に印刷を行うオフィスであれば、こちらが基本の選択肢になります。
卓上型|A4中心の小型機
卓上型は、机やキャビネットの上に置けるサイズの機種です。目安は幅660mm、奥行660mm、高さ460mm程度で、自立型と比べると高さが大きく違います。
重量も30kg以下に収まるものが多く、社内での移動や配置替えがしやすいという利点があります。店舗のバックヤードや受付といった限られたスペースにも設置できます。
10名以下の小規模なオフィスで、印刷量が月に数百枚から2,000枚程度であれば、卓上型でも業務は回ります。自立型のサブ機として導入するケースもあります。
ただし給紙容量が小さく、用紙の補充回数は増えます。A3に対応しない機種も多いため、印刷内容との相性を確認してください。
重量の目安と床への影響
自立型の複合機は、100kgを超えるものが一般的です。高速機や大容量給紙を備えた機種では、200kgを超えることもあります。
この重量で気になるのが床への負担です。建築基準法施行令では、事務室の床の積載荷重として1平方メートルあたり2,900ニュートン、およそ296キログラムという数値が定められています。
積載荷重は、梁で囲まれた範囲の平均で評価するのが一般的な考え方です。そのため、複合機を1台置く程度であれば通常は問題になりません。
注意が必要なのは、賃貸オフィスで契約上の制限が設けられている場合や、大型機を複数台まとめて設置する場合です。心配があれば、契約書の条項と管理会社への確認を先に済ませておいてください。
自立型と卓上型をどう選び分けるか
判断の軸は、月間の印刷枚数、必要な用紙サイズ、そして設置スペースの3つです。
印刷量が月2,000枚を超える、A3を使う、給紙の手間を減らしたい。このいずれかに当てはまるなら自立型が向いています。逆に、印刷量が少なくA4中心であれば、卓上型で十分に目的を果たせます。
現在の使用量だけでなく、1年から2年先の見通しも含めて考えてください。人員が増える予定があるなら、その分の余裕を見ておくと入れ替えの手間を避けられます。
メーカーによる寸法の違い
同じクラスの機種であれば、メーカーが違っても寸法に大きな差は出ません。オフィスに置くことを前提に設計されているためです。
とはいえ、数十mm単位の差はあります。省スペース設計を打ち出している機種では、幅が565mm程度に収まっているものもあります。設置場所がぎりぎりの場合は、この差が採否を分けます。
複数メーカーを扱う販売店であれば、寸法を条件に横断的に候補を出してもらえます。「幅600mm以内で、A3対応、月3,000枚に耐えられる機種」といった形で条件を伝えると、絞り込みが早く進みます。
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設置スペースは本体寸法だけでは足りない
カタログの寸法どおりの隙間に押し込めば設置できる、というわけではありません。実際に必要な面積は、本体寸法よりかなり広くなります。
前面・左右・背面に必要な余白
一般的な目安として、前面に1メートル程度、左右に50cmから60cm程度の余白が推奨されています。背面も壁にぴったり付けるのではなく、数cm以上の隙間を空けます。
前面のスペースは、給紙カセットを引き出すためと、操作する人が立つためのものです。左右は、紙詰まりの処理やトナー交換で側面のカバーを開けるときに必要になります。
背面の隙間は放熱のためです。ここを塞ぐと内部に熱がこもり、故障の原因になります。ケーブルを通す余地も必要です。
機械占有寸法を確認する
メーカーの仕様表には、本体寸法とは別に「機械占有寸法」や「トレイ伸長時のサイズ」が記載されていることがあります。
これは、手差しトレイや排紙トレイを開いた状態での寸法です。本体寸法より数十cm大きくなることもあるため、設置可否の判断にはこちらの数字を使ってください。
記載がない場合は、販売店に確認すれば図面を出してもらえます。壁際や柱の脇に置く予定であれば、必ず確認しておきたい項目です。
通路の幅を確保する
複合機を置いたことで通路が狭くなり、人がすれ違えなくなるという事態は避けたいところです。
労働安全衛生規則第543条では、機械と他の設備との間に設ける通路について幅80cm以上と定められています。事務所での複合機の設置が直接この条文の対象になるとは限りませんが、安全の観点からは一つの基準になります。
実務上は、人がすれ違うことを考えると120cm程度を確保しておくと快適です。避難経路にかかる位置であれば、消防法上の制約も確認が必要になります。
どこに置くかで使い勝手が変わる
寸法が収まる場所が複数あるなら、次は位置の問題になります。使う頻度の高い部署から遠い場所に置くと、その往復が毎日の負担になります。
一方で、席のすぐ横に置くと動作音や排熱が気になります。集中して作業する席の隣は避けたほうが無難です。
来客の動線上に置くのも考えものです。印刷物が排紙トレイに残っていると、社外の人の目に触れる可能性があります。情報の扱いという観点でも、設置場所は判断材料になります。
直射日光が当たる場所、空調の風が直接当たる場所、湿気の多い場所も避けてください。用紙が波打ったり、機器の動作が不安定になったりする原因になります。
必要な面積を出す手順
実際に必要な面積を出す手順は単純です。まず候補機種の機械占有寸法を確認し、そこに前面1メートル、左右50cmを足します。
幅600mm、奥行600mmの機種であれば、幅は600+500+500で1,600mm、奥行は600+1,000で1,600mm。つまり1.6メートル四方程度のスペースを見ておく計算になります。
壁際に置くのであれば片側の余白は不要になるため、実際にはもう少し小さく収まります。設置場所の条件に合わせて計算してください。
図面上で足りていても、実際にはコピー機の前で立ち止まる人がいます。動線を含めて考えると、余裕を持たせておいたほうが後で困りません。
設置場所を実測するときのポイント
図面の数字をそのまま信じると、現場で誤差が出ることがあります。実際にメジャーを当てて測るのが確実です。
測るのは、幅と奥行だけではありません。床から天井までの高さ、幅木の張り出し、柱の出っ張り、窓の下枠の位置。壁面に凹凸があると、想定より置ける幅が狭くなります。
床の状態も確認します。カーペットタイルであれば問題ありませんが、段差やスロープがある場所では設置後の安定性に影響します。
測った数字は、記録して販売店に共有してください。口頭で伝えるより、寸法を書き込んだ簡単な図を渡したほうが行き違いが起きません。
対応用紙サイズの種類と選び方
ここからは、もう一つの「サイズ」である対応用紙について整理します。
A判とB判の違い
日本のオフィスで使われる用紙サイズは、A判とB判に分かれます。A判は国際規格をもとにしたもので、世界的に流通しています。
一方のB判は、日本独自の規格です。日本産業規格として定められており、規格の内容は日本産業標準調査会のデータベースで確認できます。
官公庁の書類はA4判が標準になっており、民間企業でもA4が中心です。B判は、学校関係や一部の帳票類で今も使われています。
オフィスで使う主な用紙サイズ
業務用の複合機は、A3からA6、B4、B5に対応するものが一般的です。この範囲があれば、通常のオフィス業務で困ることはほとんどありません。
使用頻度が高いのはA4です。見積書、請求書、企画書、会議資料といった日常的な書類はほぼA4で作成されます。
A3が必要になるのは、図面、大きめの表、2ページ分を1枚にまとめた資料などです。機種によっては、A3より一回り大きいSRA3サイズに対応するものもあります。
A3対応機とA4機のどちらを選ぶか
この判断が、本体の大きさと価格を大きく左右します。A3対応機は用紙を通す経路が長いため、本体そのものが大きくなります。
判断の基準は、A3を月に何枚印刷しているかです。ほとんど使っていないのであれば、A4機を選んで設置スペースと月額を抑えたほうが合理的です。
現在A3対応機を使っている場合は、カウンタ情報でサイズ別の枚数を確認できることがあります。実績の数字を見てから判断してください。
年に数回しか使わないのであれば、その都度コンビニエンスストアや外部の印刷サービスを利用するという方法もあります。設置スペースが限られている場合は、この選択肢も比較対象になります。
はがき・封筒・長尺紙などの特殊サイズ
定型サイズ以外の用紙を使う予定があるなら、対応状況を個別に確認する必要があります。
はがきや封筒への印刷は、手差しトレイからの給紙になる機種が多くなっています。枚数が多い場合は、給紙方法と処理速度も確認しておいてください。
横断幕やポスターに使う長尺紙に対応する機種もあります。使う予定があれば、対応する長さの上限を確認しておきます。
複数の用紙サイズを併用する場合の注意
A4とA3、あるいはA4とB5を日常的に併用する職場では、給紙カセットの割り当てを考えておく必要があります。
カセットが2段しかない機種で3種類の用紙を使うと、どれかは手差しトレイからの給紙になります。都度セットし直す手間が発生するため、実際に使うサイズの数だけカセットを確保できると運用が楽になります。
色紙や厚紙を定期的に使う場合も同じです。専用のカセットを1段割り当てておくと、入れ替えの手間がなくなります。カセットの段数は本体の高さに直結するため、設置場所の高さ制限と併せて検討してください。
| A3が必要かどうか、使い方から判断します A3対応機とA4機では、本体の大きさも価格も変わります。実際にA3をどれくらい使っているかをうかがえば、どちらが適しているかを整理できます。まずは現在の印刷内容をお聞かせください。 お問い合わせはこちら |
搬入経路の確認|設置できても入らないことがある
設置場所に収まることが確認できても、そこまで運べなければ意味がありません。搬入経路の確認は、機種選定と同じくらい重要な工程です。
エレベーターの寸法と積載重量
確認するのは、扉の開口幅、かごの内寸、そして積載重量です。100kgを超える複合機を運ぶため、重量の制限にも注意が必要になります。
高さも見落とせません。1,200mm程度の複合機であれば通常は問題になりませんが、荷物用エレベーターがない建物では制約が出ることがあります。
台車に載せた状態での高さも計算に入れてください。台車の高さが加わることで、想定より必要な寸法が大きくなります。
廊下の幅と曲がり角
直線の廊下であれば、複合機の幅より少し広ければ通ります。問題になりやすいのは曲がり角です。
L字に曲がる場所では、機器の幅と奥行の両方が影響します。廊下の幅が十分でも、角を曲がれずに引き返すというケースは実際に起こります。
入口の扉の開口幅も確認します。扉の幅が本体の幅を下回っていれば、そこで搬入は止まります。
階段搬入になる場合
エレベーターがない建物や、エレベーターに入らない機器の場合は、階段での搬入になります。この場合、追加の作業費が発生することがあります。
重量のある機器を階段で運ぶには人員が必要です。階数が上がるほど費用も上がるため、見積もりの段階で設置場所の階数を伝えておいてください。
事前の下見を依頼する
図面や口頭での説明だけでは、判断しきれない部分が残ります。搬入に不安がある場合は、契約前に現地を見てもらうのが確実です。
販売店に依頼すれば、搬入経路の確認に来てもらえるのが一般的です。当日になって搬入できないという事態を避けるため、遠慮なく依頼してください。
設置当日までに準備しておくこと
搬入の目処が立ったら、当日までに現場を整えておきます。設置予定の場所に物が置かれたままだと、作業が止まります。
既存の複合機を入れ替える場合は、旧機の引き取りも同日に行われることが多くなっています。搬出と搬入の両方の動線を空けておいてください。
旧機に保存されているスキャンデータやアドレス帳は、引き取り前に消去する必要があります。誰が消去を行うのか、証明書が発行されるのかを事前に確認しておきます。
当日は、ネットワーク設定を行う担当者が立ち会えると作業がスムーズです。IPアドレスの割り当てや、パソコンからの印刷設定をその場で完了できます。
サイズを選ぶときの判断基準
設置場所と用紙サイズの条件が整理できたら、最後にクラスを決めます。
月間印刷枚数から必要なクラスを決める
機種のクラスは、印刷速度で分かれます。毎分23枚前後の標準機、30枚前後の中速機、45枚以上の高速機というのがおおまかな区分です。
月間の印刷枚数が数百枚から2,000枚程度であれば標準機、3,000枚を超えるなら中速機以上が目安になります。印刷量に対して小さすぎる機種を選ぶと、稼働時間が長くなり故障も増えます。
逆に、大きすぎる機種は設置スペースも月額も無駄になります。過不足のないクラスを選ぶという発想が、サイズ選びでも基本になります。
給紙容量と本体サイズの関係
給紙カセットの段数を増やせば、用紙の補充回数は減ります。ただしその分だけ本体の高さが増し、重量も増えます。
印刷量が多く、複数の用紙サイズを使い分けている職場では、段数を増やす価値があります。A4とA3を頻繁に切り替えるなら、それぞれを別のカセットに入れておけるためです。
印刷量が少ないのであれば、段数を減らして高さを抑えるという判断もあります。設置場所の条件と使い方のバランスで決めてください。
オプションを付けた場合の寸法変化
見落とされやすいのが、オプションによる寸法の変化です。カタログの寸法は、基本構成での数値であることがほとんどです。
ホチキス止めを行うフィニッシャーのうち、外付けするタイプは本体の横に設置します。この場合、複合機1台分に近い幅が追加で必要になります。
大容量給紙装置を側面に付ける場合も同様です。給紙カセットを増設すれば高さが増し、原稿送り装置を追加すれば上部の寸法が変わります。
オプションを含めた最終構成での寸法を、販売店に確認してください。見積書の構成と、渡された寸法図の構成が一致しているかも併せて確かめておきます。
| 搬入経路の下見もお任せください エレベーターの寸法、廊下の幅、曲がり角。設置場所に収まっても搬入できないケースは実際にあります。ライドでは事前に現地を確認したうえで、搬入方法まで含めてご案内しています。 お問い合わせはこちら |
サイズ選びで起こりやすい失敗
実際に起きやすい失敗を4つ挙げます。どれも事前の確認で防げるものです。
カタログ値だけで設置場所を決めた
最も多いのがこれです。本体寸法が収まることだけを確認して発注し、設置当日に給紙カセットが引き出せないと分かるというパターンです。
確認すべきは機械占有寸法と、その周囲の余白です。実際に運用する状態を思い浮かべながら、寸法を当てはめてください。
将来の変化を考えていなかった
リース契約であれば、5年程度は同じ機器を使い続けます。その間に人員が増えれば、印刷量も増えます。
現在の印刷量ちょうどの機種を選ぶと、2年目、3年目に処理が追いつかなくなることがあります。1年から2年先の見通しを含めて選ぶと、途中での入れ替えを避けられます。
排熱とメンテナンスの余地を見ていなかった
壁にぴったり付けて設置すると、放熱が妨げられます。内部に熱がこもれば、部品の劣化が早まり故障につながります。
保守担当者が作業するスペースも必要です。側面のカバーを開けられない位置に置いてしまうと、メンテナンスのたびに機器を動かすことになります。
電源とネットワークの位置を確認していなかった
複合機は専用のコンセントを必要とすることがあります。他の機器と同じ回路から取ると、電力が不足する場合があるためです。
有線でネットワークに接続するなら、LANの配線が届く位置かどうかも確認します。配線工事が必要になれば、その費用と工期が加わります。
設置場所を決める段階で、電源とネットワークの位置も併せて確認しておいてください。
まとめ|サイズは実測と機械占有寸法から判断する
複合機のサイズには、本体寸法と対応用紙サイズという2つの意味があります。まず対応用紙サイズを決め、そのうえで本体が設置場所に収まるかを確認するという順番が基本です。
自立型の目安は幅600mm、奥行600mm、高さ1,200mm程度で、重量は100kgを超えます。卓上型であれば高さ460mm程度、重量30kg以下に収まる機種もあります。
設置に必要な面積は、本体寸法よりかなり広くなります。前面に1メートル、左右に50cm程度の余白を見込み、トレイを開いた状態の機械占有寸法で判断してください。
設置場所に収まっても、搬入経路を通らなければ設置できません。エレベーターの寸法と積載重量、廊下の幅と曲がり角を事前に確認し、不安があれば下見を依頼してください。最後に、オプションを含めた最終構成での寸法を確かめておけば、当日になって困ることはなくなります。
| 複合機のサイズ選び、条件の整理からご一緒します 設置場所の寸法、月間の印刷枚数、必要な用紙サイズ。この3つが分かれば候補は絞り込めます。株式会社ライドが、機種の選定から搬入・設置、契約条件の確認までを一貫して対応します。 お問い合わせはこちら |