電子黒板の主要メーカー比較|特徴・価格帯・オフィス向けの選び方を解説
目次
「電子黒板を導入したいけれど、メーカーが多すぎてどれを選べばよいかわからない」――企業のDX推進や会議の効率化に伴い、電子黒板(インタラクティブホワイトボード)の導入を検討する企業が増えています。しかし、SHARPやリコー、MAXHUBなど国内外の多数のメーカーが参入しており、それぞれ書き心地や搭載OS、Web会議ツールとの連携性、保守体制が異なるため、比較検討に苦労する担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、オフィス向け電子黒板の主要メーカーの特徴と強み・弱みを比較し、タッチパネル方式やOSの違い、価格帯、メーカー選びで失敗しないためのチェックポイントまで、導入判断に必要な情報をまとめて解説します。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 電子黒板の主要メーカーは? | 国内外合わせて10社以上 | SHARP・リコー・さつき(MIRAI TOUCH)・MAXHUB・BenQ・アイリスオーヤマなど国内外の多数のメーカーが参入しています。 |
| メーカーごとに何が違う? | 書き心地・OS・連携性・保守体制 | タッチパネルの方式、搭載OS、Web会議ツールとの連携機能、保守サポートの充実度がメーカーごとに異なります。 |
| オフィス向けにおすすめのメーカーは? | 用途と規模で変わる | 会議特化ならMAXHUB、書き心地重視ならSHARP、コスパ重視ならアイリスオーヤマなど用途で最適解が異なります。 |
| 価格帯はメーカーでどう違う? | 30万~150万円と幅がある | 国内大手は高品質・高価格、海外メーカーやコスパ重視メーカーは同等スペックでも割安な傾向があります。 |
| タッチパネルの方式による違いは? | 赤外線式と静電容量式がある | 赤外線式はコストが抑えめで多用途、静電容量式は高精度で書き心地がよい反面やや高価です。 |
| 搭載OSの違いで何が変わる? | アプリの自由度とセキュリティ | Android搭載は汎用アプリが使え、Windows搭載は既存の業務ソフトとの互換性が高い、OSレスは低価格という違いがあります。 |
| メーカー選びで失敗しないコツは? | デモ機で実機を確認する | カタログスペックだけで判断せず、実際にペンで書いたり会議ツールを接続したりして使用感を確かめるのが確実です。 |
| 導入に使える補助金はある? | IT導入補助金等が活用可能 | 中小企業庁のデジタル化・AI導入補助金などを活用すれば、導入費用の一部を補助してもらえる場合があります。 |
この記事でわかること
- オフィス向け電子黒板の主要メーカー6社の特徴と強み・弱み
- タッチパネル方式(赤外線式・静電容量式)の違いと選び方
- 搭載OS(Android・Windows・OSレス)が業務に与える影響
- メーカー別の価格帯の目安と、コストを抑えるための導入方法
- メーカー選びで失敗しないための5つのチェックポイント
| \ 電子黒板の導入はプロに相談 / 株式会社ライドでは、オフィスの用途や会議室の広さに合わせた最適な電子黒板をご提案しています。 「どのメーカーがよいかわからない」「デモ機を見て比較したい」という方は、お気軽にご相談ください。 ▶ 無料相談・お問い合わせはこちら |
オフィス向け電子黒板の主要メーカー比較
SHARP(BIG PAD)
SHARPの「BIG PAD」は、日本の電子黒板市場をリードしてきた定番ブランドです。上位モデルに採用されている静電容量方式のタッチパネルは、スマートフォンと同等の高精度な書き心地が最大の強みで、細かい文字や図面への書き込みもストレスなく行えます。全国に保守拠点を持つサポート体制も充実しており、大規模導入にも安心です。
一方、高性能ゆえに価格帯が高めで、海外メーカーと比べるとアプリ連携の柔軟性にやや欠ける面もあります。書き心地と信頼性を最優先にしたい企業に適しています。国内メーカーならではの手厚いサポート体制を重視する企業にとって、BIG PADは安心感のある選択肢です。
リコー(Interactive Whiteboard)
リコーの電子黒板は、独自のネットワーク技術による遠隔拠点間でのリアルタイム同時編集機能が特徴です。複数のリコー製電子黒板を接続し、離れたオフィスの参加者と同じ画面上で同時に書き込みながら議論を進めることができます。全国の保守サービス網も充実しており、既にリコー製の複合機を導入している企業であれば、保守窓口を一本化できるメリットもあります。
MAXHUB
中国発のグローバルブランドで、Microsoft Teams Rooms認定モデルやZoom認定モデルを展開し、Web会議との統合に特化しているのが最大の強みです。ハドルルームから大会議室まで規模別のソリューションを提案しており、グローバルでの統一的なコミュニケーション環境を整えたい企業に向いています。国内でも導入実績が増加しています。
さつき(MIRAI TOUCH / MIRAI TOUCH Biz)
さつき株式会社は教育現場向けの電子黒板で累計7万台以上の実績を持つ国内メーカーで、そのノウハウをビジネス向けに展開した「MIRAI TOUCH Biz」を提供しています。ChromeOS FlexとWindowsの両OSに対応し、Google Workspaceとの高い親和性が特徴です。コストパフォーマンスにも優れ、中小企業の導入にも適しています。
アイリスオーヤマ(AIインタラクティブボード)
家電メーカーとしての知名度を活かし、手頃な価格帯で多機能なオールインワンモデルを展開しています。Android OSを搭載し、アプリのインストールやクラウド連携が可能です。価格を抑えてまずは電子黒板を試してみたいという企業や、シンプルに会議をデジタル化したい企業に向いています。
BenQ
台湾のディスプレイメーカーで、4K高画質とGoogle EDLA認証を組み合わせた製品ラインナップが特徴です。Google Playストアから公式アプリを直接インストールでき、教育用途からビジネス用途まで幅広いモデルを展開しています。ディスプレイ技術に裏打ちされた画質の高さが評価されています。Googleの定期的なセキュリティアップデートが保証されるため、情報セキュリティ基準の厳しい企業にも導入しやすい製品です。
| \ 電子黒板の導入はプロに相談 / 株式会社ライドでは、オフィスの用途や会議室の広さに合わせた最適な電子黒板をご提案しています。 「どのメーカーがよいかわからない」「デモ機を見て比較したい」という方は、お気軽にご相談ください。 ▶ 無料相談・お問い合わせはこちら |
タッチパネル方式の違い
赤外線方式は、画面の周囲に配置されたセンサーで指やペンの位置を検出する方式です。コストを抑えやすく、多くのメーカーのエントリー~ミドルモデルで採用されています。ペンだけでなく指や手袋をした手でも操作可能で、汎用性が高いのが特徴です。
静電容量方式は、スマートフォンと同じ技術で指先の微細な動きを検出する方式です。赤外線方式より書き心地が滑らかで高精度ですが、価格はやや高めになります。設計レビューや図面への書き込みなど、精密な操作が求められる業務にはこちらが適しています。
搭載OSの違いと選び方
Android搭載モデルは、スマートフォンと同様にアプリをインストールして機能を拡張できます。Google EDLA認証を取得したモデルなら、Google Playストアから公式アプリを安全に利用可能です。汎用性が高い反面、Windows用の業務ソフトとの互換性には限界がある場合もあります。
Windows搭載モデルは、普段使っているパソコンの業務ソフトをそのまま電子黒板上で操作できるのが最大の強みです。ExcelやPowerPointなどMicrosoft Office製品との親和性が高く、社内のIT環境をWindowsに統一している企業に適しています。
OSレスモデルは、OS非搭載で外部接続したパソコンの画面を大画面に映し出すシンプルな構成です。セキュリティリスクが最も低く、価格も抑えられるため、「まずは大画面で資料を共有し書き込みたい」というニーズに合います。OSの管理やアップデートが不要なため、IT管理者の負担が少ないのもメリットです。
メーカー別の価格帯の目安
電子黒板の価格はメーカーやサイズ、搭載機能によって大きく異なりますが、65型モデルの目安は以下のとおりです。
SHARP BIG PADは70万~120万円程度、リコー Interactive Whiteboardは60万~100万円程度、MAXHUBは50万~90万円程度、さつき MIRAI TOUCH Bizは40万~70万円程度、アイリスオーヤマは35万~60万円程度、BenQは40万~80万円程度が目安です。同じ65型でもメーカーによって30万円以上の価格差があるため、複数メーカーから見積もりを取って比較することが重要です。リース契約を活用すれば初期費用を分散し、月額数千円~数万円で導入することも可能です。
| \ 電子黒板の導入はプロに相談 / 株式会社ライドでは、オフィスの用途や会議室の広さに合わせた最適な電子黒板をご提案しています。 「どのメーカーがよいかわからない」「デモ機を見て比較したい」という方は、お気軽にご相談ください。 ▶ 無料相談・お問い合わせはこちら |
メーカー選びで失敗しないための5つのチェックポイント
1. デモ機で実際の書き心地を確認する。カタログスペックだけではわからないペンの反応速度や書き味は、実機に触れて確かめるのが確実です。
2. 自社のWeb会議ツールとの相性を確認する。ZoomやTeamsなど、普段使っている会議ツールとスムーズに接続できるかを事前にテストしましょう。
3. 設置場所の広さに合った画面サイズを選ぶ。後列の参加者からも文字が読めるサイズが必要です。会議室の奥行き3m以内なら55~65型、4m以上なら75型以上が目安です。
4. 保守サポート体制を確認する。故障時の対応スピード、保証期間、ソフトウェアのアップデート対応はメーカーによって大きく異なります。
5. 将来のアップデート対応を確認する。搭載OSやアプリの更新が長期的に提供されるか、セキュリティパッチの配信体制が整っているかも重要なポイントです。
電子黒板を含むICT機器の導入に活用できる補助金の情報は、経済産業省 中小企業庁の支援サイト(https://mirasapo-plus.go.jp/)で確認できます。
| \ 電子黒板の導入はプロに相談 / 株式会社ライドでは、オフィスの用途や会議室の広さに合わせた最適な電子黒板をご提案しています。 「どのメーカーがよいかわからない」「デモ機を見て比較したい」という方は、お気軽にご相談ください。 ▶ 無料相談・お問い合わせはこちら |
まとめ
電子黒板の主要メーカーは、SHARP・リコー・MAXHUB・さつき・アイリスオーヤマ・BenQなど多数あり、それぞれ書き心地、搭載OS、Web会議ツールとの連携性、価格帯、保守体制に違いがあります。
万能なメーカーは存在せず、自社の利用シーン・予算・IT環境に合わせて選ぶことが最も重要です。書き心地と信頼性ならSHARP、遠隔拠点間の同時編集ならリコー、Web会議統合ならMAXHUB、コスパ重視ならさつきやアイリスオーヤマが候補になります。
導入前には必ずデモ機で実際の書き心地や接続性を確認し、複数メーカーの見積もりを比較したうえで判断してください。タッチパネルの方式(赤外線式か静電容量式か)や搭載OS(Android・Windows・OSレス)も、業務との相性を左右する重要な要素です。迷った場合はOA機器の専門業者に相談すれば、オフィスの広さや用途に合わせた最適なモデルを提案してもらえます。