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複合機 更新日:  公開日:

複合機のフィニッシャーとは?種類と機能・価格の目安と必要性の判断基準を解説

目次

  1. 複合機のフィニッシャーとは|印刷後の仕上げを自動で行う装置
  2. 手作業だった工程を機械が引き受ける
  3. 印刷から仕上げまでの流れ
  4. ソート機能との違い
  5. 標準装備ではなくオプション扱い
  6. フィニッシャーの種類|インナー型とサドル型の違い
  7. インナーフィニッシャー|本体内部に収まる
  8. サドルフィニッシャー|外付けで機能が豊富
  9. 2種類をどう選び分けるか
  10. パンチ機能は別オプションになることが多い
  11. メーカーによる呼び方と機能の違い
  12. フィニッシャーでできる5つの加工
  13. 1. ステープル|ホチキス止め
  14. 2. パンチ|穴あけ
  15. 3. 中綴じ製本
  16. 4. 折り加工
  17. 5. 大容量スタック
  18. フィニッシャーの費用の目安
  19. 本体価格に上乗せされる金額
  20. 見積書で確認しておく項目
  21. リース料金への反映のされ方
  22. 購入する場合の会計上の扱い
  23. 保守料金への影響
  24. フィニッシャーが必要かどうかの判断基準
  25. 導入する価値が高いケース
  26. なくても困らないケース
  27. 手作業にかかっている時間で判断する
  28. フィニッシャー以外の選択肢も比べる
  29. フィニッシャーを選ぶときの確認項目
  30. 設置スペースが確保できるか
  31. 対応用紙サイズと処理枚数の上限
  32. 後付けできるかどうか
  33. 消耗品と補充の手間
  34. 導入後に使われないまま終わらせない
  35. フィニッシャーを使うときの注意点
  36. 針詰まりが起こることがある
  37. 綴じられない用紙がある
  38. サイズが混在する場合は設定が必要
  39. 使用頻度が高すぎると故障につながる
  40. まとめ|フィニッシャーは手作業の時間と費用を比べて判断する

複合機の見積書に「フィニッシャー」という項目が並んでいて、何のことか分からないまま金額だけが上がっている。そうした場面は珍しくありません。

フィニッシャーは、印刷したあとの仕上げ作業を自動で行う装置です。ホチキス止め、穴あけ、冊子の製本といった、これまで手作業でやっていた工程を複合機が引き受けます。

ただし標準装備ではなくオプション扱いのため、本体価格に数万円から数十万円が上乗せされます。使わない機能に月額を払い続けることのないよう、必要性を見極めてから決めたい項目です。

この記事では、フィニッシャーの種類と機能、費用の目安、自社に必要かどうかの判断基準、そして選ぶときの確認項目までを順に整理しました。

確認したいポイント結論詳細
フィニッシャーとは何をする装置?印刷後の仕上げを自動で行うホチキス止めや穴あけ、冊子の製本などを複合機が自動で処理する後加工装置のこと。
どんな種類がある?インナーとサドルの2系統本体内部に収まるインナー型と、横に外付けするサドル型。機能の幅と設置スペースが異なる。
具体的に何ができる?綴じ・穴あけ・折りなど5種類ステープル、パンチ、中綴じ製本、折り加工、大容量スタックが代表的な機能になる。
費用はいくらかかる?数万円から数十万円が目安型式と機能によって幅が大きい。本体価格に上乗せされ、月額リース料金にも反映される。

この記事でわかること

  • フィニッシャーがどんな装置で、標準機能のソートとは何が違うのかという基本
  • インナーフィニッシャーとサドルフィニッシャーの違いと、それぞれが向いている職場
  • ステープル・パンチ・中綴じ・折り加工など、実際にできる加工の内容と制限
  • 本体価格やリース料金にどれくらい上乗せされるかという費用の目安
  • 手作業の時間から必要性を判断する方法と、機種選びで確認しておきたい項目
そのフィニッシャー、本当に必要かご一緒に確認します
株式会社ライドでは、実際の使い方をうかがったうえで、提案されているオプションが必要かどうかを整理してお伝えしています。使わない機能を外すだけで、月額が下がることもあります。
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複合機のフィニッシャーとは|印刷後の仕上げを自動で行う装置

フィニッシャーは、印刷やコピーを終えた用紙に対して、後加工を自動で行う装置です。日本語では後処理装置と呼ばれることもあります。

最も代表的な機能はホチキス止めです。ステープル機能とも呼ばれ、印刷された束を自動で綴じて排紙します。

手作業だった工程を機械が引き受ける

会議資料を10人分用意する場面を思い浮かべてください。30ページの資料であれば、300枚を印刷し、10部に分け、それぞれをホチキスで綴じる作業が発生します。

フィニッシャーがあれば、印刷ボタンを押した時点で綴じ終わった10部が排紙されます。人が触るのは、できあがった束を取り出すときだけです。

1回あたりの短縮時間は数分程度かもしれません。ただし、資料を作る頻度が高い職場では、その積み重ねが月に何時間という単位になります。

印刷から仕上げまでの流れ

動作のイメージがつかめると、機種選びの判断もしやすくなります。実際の流れを追ってみます。

パソコンから印刷を指示する際、プリンタドライバの画面で綴じ方や穴あけを指定します。部数や綴じ位置もこの段階で設定します。

複合機は印刷したページを1部ずつ内部にためていき、1部分が揃った時点でホチキス止めや穴あけを行い、排紙トレイへ送り出します。この動作を指定した部数だけ繰り返します。

つまり、人が操作するのは印刷指示の画面だけです。複合機の前で待つ必要すらなく、できあがった束を取りに行くだけで済みます。

ソート機能との違い

混同されやすいのがソート機能です。ソートは、複数部をコピーする際にページ順に仕分けして排紙する機能を指します。

以前はソートもオプション扱いでしたが、現在は多くの業務用複合機に標準搭載されています。仕分けまでは標準機能、綴じや穴あけからがフィニッシャーの領域という整理になります

見積書に「ソート」と書かれていても、それだけではホチキス止めはできません。この違いを押さえておくと、提案内容を正しく読み取れます。

標準装備ではなくオプション扱い

フィニッシャーは、複合機本体に最初から付いているものではありません。導入時、あるいは後から追加するオプションとして選択します。

そのため、本体価格とは別に費用が発生します。リース契約であれば、この金額が月額に上乗せされる形になります

見積書を受け取ったら、フィニッシャーが含まれているかどうか、含まれている場合はどの型式なのかを確認してください。

フィニッシャーの種類|インナー型とサドル型の違い

フィニッシャーは、取り付け位置によって大きく2種類に分かれます。どちらを選ぶかで、価格も設置スペースも変わります。

インナーフィニッシャー|本体内部に収まる

インナーフィニッシャーは、複合機の排紙部分、つまり本体の内側に組み込むタイプです。外側に張り出さないため、複合機の設置面積を増やさずに導入できます

価格も比較的抑えられており、小規模なオフィスでも導入しやすい選択肢です。法律事務所や税理士事務所のように、少人数で書類を多く扱う職場で選ばれています。

一方で、機能は限定されます。動作部を小さく収める必要があるため、基本的なステープル機能が中心です。折りや中綴じといった複雑な加工には対応しません。

処理できる枚数の上限も、サドル型より少なめに設定されています。使用頻度が極端に高いと、故障のリスクが上がる点も理解しておく必要があります。

サドルフィニッシャー|外付けで機能が豊富

サドルフィニッシャーは、複合機の側面に外付けするタイプです。装置そのものが大きい分、対応できる加工の種類が増えます。

大量の用紙をまとめて綴じられるほか、中綴じ製本、紙折り、パンチ、カバーシートの差し込みといった加工にも対応します。中速機から高速機のオプションとして用意されることが多い装置です。

課題になるのは設置スペースです。複合機の真横に置くため、もう1台分に近い幅を確保する必要があります。目安としては140cm程度を見ておくと安全です。

価格も高くなります。特に中綴じ機能の有無で金額が大きく変わり、その差が20万円以上になることもあります。

2種類をどう選び分けるか

判断の軸は、必要な加工の種類と設置スペースの2つです。ホチキス止めだけで足りるなら、インナー型で十分に目的を果たせます

冊子を自社で作りたい、大量の資料をまとめて処理したいという要望があれば、サドル型が候補になります。ただしスペースが確保できなければ、そもそも設置できません。

スペースに余裕がない場合は、外注という選択肢も含めて考えたほうが合理的なこともあります。

パンチ機能は別オプションになることが多い

見落とされやすいのが、穴あけを行うパンチ機能の扱いです。フィニッシャーを付ければ自動的に穴あけもできる、と考えていると見積もりの段階でずれが生じます。

特にインナーフィニッシャーには、パンチ機能が標準搭載されていないことがほとんどです。穴あけをしたい場合は、パンチユニットという別のオプションを追加する必要があります

見積書にフィニッシャーの項目があっても、パンチユニットが含まれているとは限りません。穴あけを使う予定があるなら、その点を明示して確認してください。

メーカーによる呼び方と機能の違い

フィニッシャーの基本的な機能は、メーカーが違ってもほぼ共通しています。あるメーカーだけができて他社にはできない、という加工はほとんどありません。

違いが出るのは、オプションの区分の仕方と型式のラインナップです。パンチ機能や折り機能を細かく分けて提供するメーカーもあれば、まとめて一つの装置に組み込むメーカーもあります。

呼び名も統一されていません。ステープル機能、ホチキス機能、後処理装置といった表記が使われることがあります。見積書の項目名が違っていても、同じ機能を指している場合があるということです。

複数社から見積もりを取る際は、機能を言葉で指定してください。「A4を30枚まで綴じられること」「2穴のパンチができること」といった形で伝えると、比較の土俵が揃います。

設置スペースに収まるかどうか、先に確認しませんか
サドルフィニッシャーは複合機1台分に近い幅が必要になります。ライドでは設置場所の条件をうかがったうえで、収まる構成をご提案しています。図面や写真をお持ちであれば、より具体的にご案内できます。
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フィニッシャーでできる5つの加工

フィニッシャーで対応できる加工を整理します。すべての機種がすべての加工に対応しているわけではないため、必要な機能を絞ってから機種を選ぶという順番になります。

1. ステープル|ホチキス止め

最も基本的な機能です。印刷した束を自動で綴じます。綴じ位置は、左上、右上、左2か所、上2か所といった選択肢から指定できるのが一般的です。

綴じられる枚数には上限があります。機種によって差がありますが、この上限を超える資料を作る場合は手作業が残ることになります。作成する資料のページ数を確認してから機種を選んでください

近年は、金属の針を使わずに紙を圧着して綴じる方式に対応した機種もあります。シュレッダーにそのままかけられる、綴じた資料を口に入れる可能性のある環境でも安心といった利点があります。

2. パンチ|穴あけ

ファイルに綴じるための穴を自動であけます。国内では2穴が基本で、機種によっては3穴や4穴に対応するものもあります。

2穴の位置や寸法にはJIS規格が定められており、穴の中心から中心までの間隔は80mm、穴の直径は6mm、紙の端から穴の中心までは12mmが標準とされています。規格の内容は日本産業標準調査会のデータベースで確認できます。

印刷から穴あけまでが一度に終わるため、そのままファイリングできます。書類を保管する機会が多い職場では、ステープル以上に使う頻度が高くなることもあります

3. 中綴じ製本

用紙を二つ折りにし、折り目の中心をホチキスで綴じる加工です。開くと本のような形になるため、パンフレットや小冊子を自社で作れます。

対応できる枚数は限られており、16枚程度が上限という機種が多くなっています。ページ数の多い冊子には向きません。

少部数のパンフレットや、社内向けの資料集を作る場面では効果を発揮します。外注していた印刷物のうち、少部数のものを内製に切り替えられるかどうかが判断材料になります。

4. 折り加工

二つ折り、三つ折り、Z折りといった加工に対応する機種もあります。三つ折りに対応していれば、印刷したものをそのまま封筒に入れられます。

請求書や案内状を郵送する機会が多い職場では、封入作業の前工程が短縮されます。Z折りは、A3の資料をA4のファイルに綴じたい場合に使う加工です。

5. 大容量スタック

サドル型のフィニッシャーには、排紙トレイの容量が大きいものがあります。まとまった部数を一度に出力しても、途中で取り出す必要がありません。

大量印刷を行う職場では、この容量の差が作業の流れに影響します。印刷を仕掛けたまま別の作業に移れるかどうかが変わってきます

フィニッシャーの費用の目安

金額はメーカーや型式によって幅がありますが、判断のための考え方を整理します。

本体価格に上乗せされる金額

フィニッシャーは、複合機のオプションとして本体価格に加算されます。インナー型であれば数万円から十数万円、サドル型であれば数十万円という水準が目安です。

同じサドル型でも、中綴じ機能の有無で金額が大きく変わります。その差が20万円を超えることもあるため、冊子を作る予定があるかどうかは早い段階で決めておきたい項目です

パンチユニットを追加する場合は、さらに費用が加わります。見積書の内訳で、どの装置にいくらかかっているかを確認してください。

見積書で確認しておく項目

オプションは項目名だけが並び、内容が分かりにくいことがあります。次の4点が書かれているかを確認してください。

フィニッシャーの型式と単価、パンチユニットが別項目として含まれているか、それぞれの金額が本体価格に加算された合計額、そして月額に換算するといくら増えるか。この4つが揃えば、判断に必要な情報はそろいます

オプションを外した場合の金額も併せて出してもらうと、比較が明確になります。付けた場合と付けない場合の差額が、実際に支払う対価です。

リース料金への反映のされ方

リース契約の場合、月額は本体価格にリース料率を掛けて算出されます。オプションの金額も本体価格に含まれるため、そのまま月額に反映されます。

たとえば20万円のオプションを5年契約、料率2.0%で組めば、月額はおよそ4,000円の増加になります。5年間の総額では24万円です

月額で見ると小さく感じても、契約期間分を積み上げると相応の金額になります。オプションの要否は、総額で考える習慣をつけてください。

購入する場合の会計上の扱い

複合機を購入する場合、フィニッシャーは本体と一体の減価償却資産として扱われるのが一般的です。単独で機能する装置ではないためです。

国税庁の耐用年数表では、複写機やこれに類する事務機器の法定耐用年数は5年とされています。減価償却の考え方は国税庁のタックスアンサーでも確認できます。

リース契約であれば資産計上は不要で、リース料金を経費として処理できます。導入方法によって経理の手間が変わる点も、判断材料の一つです

保守料金への影響

フィニッシャーを追加しても、印刷1枚ごとのカウンター単価が上がるとは限りません。ただし、装置が増える分だけ故障の可能性は増えます。

保守契約にフィニッシャーが含まれるのか、針詰まりの対応は保守の範囲内か、ステープル針の費用は誰が負担するのかを、契約前に確認しておいてください

手作業にかかっている時間から、導入効果を試算します
月に何部の資料を綴じているか、そこに何時間かかっているか。この2つが分かれば、フィニッシャーの費用に見合うかどうかを数字で判断できます。ライドでは現状をうかがったうえで比較材料をご用意しています。
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フィニッシャーが必要かどうかの判断基準

便利な装置ではありますが、すべての職場に必要というわけではありません。判断の軸を整理します。

導入する価値が高いケース

会議資料や提案書を定期的に作成し、複数部まとめて綴じている職場では効果が出ます。作成の頻度が高いほど、削減できる時間は積み上がります

士業のように、クライアントへ提出する書類を日常的に扱う職場も相性が良い分野です。仕上がりが揃うため、資料の見え方も安定します。

書類をファイルで保管する運用が定着している職場では、パンチ機能が効きます。印刷から穴あけまでが一度に終わるため、保管までの手数が減ります。

少部数のパンフレットを外注している場合は、中綴じ機能で内製に切り替えられる可能性があります。外注費と比較すると判断しやすくなります。

なくても困らないケース

印刷の多くが1枚もので完結する職場では、綴じる機会そのものが多くありません。この場合、オプション費用に見合う効果は出にくくなります

資料の共有を画面やデータで行っている職場も同様です。ペーパーレス化を進めている途中であれば、綴じる作業自体が今後さらに減っていきます。

月に数回程度の綴じ作業であれば、卓上のホチキスで足ります。数万円から数十万円をかける対象ではありません。

手作業にかかっている時間で判断する

感覚ではなく数字で判断するなら、手作業の時間を計ってみるのが確実です。月に何部の資料を綴じているか、1部あたり何分かかっているかを記録します。

たとえば月に100部を綴じており、1部あたり1分かかっているなら、月100分、年間で20時間になります。この時間を人件費に換算した金額と、フィニッシャーの費用を比べてください

金額だけで割り切れない部分もあります。単純作業から解放されること、仕上がりが揃うこと、急ぎの資料でも慌てずに済むこと。こうした要素も含めて判断してください。

フィニッシャー以外の選択肢も比べる

綴じる作業を減らす方法は、フィニッシャーだけではありません。判断する前に、他の手段とも比べておくと納得感が高まります。

電動ステープラーであれば数千円から数万円で導入でき、置き場所も選びません。綴じる部数が多くない職場では、こちらのほうが費用対効果は高くなります

冊子については、少部数でも印刷会社に外注するという方法があります。年に数回しか作らないのであれば、中綴じ機能に数十万円をかけるより安く済むことが多くなります。

そのうえで、頻度と部数がまとまっているならフィニッシャーが有利になります。他の手段と比べたうえで選んだという過程があれば、社内での説明もしやすくなります。

フィニッシャーを選ぶときの確認項目

導入すると決めたら、次は機種選びです。見積もりを取る前に確認しておきたい項目を挙げます。

設置スペースが確保できるか

サドルフィニッシャーを選ぶなら、まずスペースの確認が先です。複合機の横に、もう1台分に近い幅が必要になります

測るべきは装置の寸法だけではありません。用紙を取り出す動線、メンテナンス時に開ける扉の可動域、放熱のための隙間も必要です。

販売店に設置場所の寸法を伝え、実際に収まるかどうかを事前に確認してもらってください。搬入経路の幅も併せて確認しておくと安全です。

対応用紙サイズと処理枚数の上限

綴じられる枚数、穴をあけられる枚数、中綴じできるページ数には、それぞれ上限があります。実際に作る資料のボリュームと照らし合わせてください。

対応する用紙サイズも確認します。A3を綴じたい、B4に穴をあけたいといった要望がある場合は、その機種が対応しているかを個別に確かめる必要があります

後付けできるかどうか

現在使っている複合機にフィニッシャーを追加したい場合、まず対応機種かどうかを確認します。すべての機種に後付けできるわけではありません

対応していても、リース契約中の場合は手続きが必要になることがあります。オプションを追加すればリース料金も変わるため、契約の変更を伴う可能性があります。

契約満了が近いのであれば、次の機種を選ぶ際にまとめて検討したほうが手続きは簡単です。追加のタイミングも含めて販売店に相談してください。

消耗品と補充の手間

ステープル針は消耗品です。なくなれば補充が必要になるため、誰がどのタイミングで交換するのかを決めておきます。

補充のしやすさは機種によって差があります。実機を見られる機会があれば、針のカートリッジがどこにあるか、交換に工具が必要かを確認しておくとよいでしょう

針の費用が保守契約に含まれるかどうかも、あらかじめ確認しておきたい項目です。

導入後に使われないまま終わらせない

費用をかけて導入しても、操作方法が共有されていなければ使われません。結局これまで通り手作業でホチキス止めをしている、という状態は実際に起こります。

設置時に販売店から操作説明を受け、綴じ位置の指定方法やパンチの設定手順を複数の担当者で共有してください。よく使う設定は、プリンタドライバに登録しておくと毎回の操作が減ります

簡単な手順書を複合機の横に貼っておくだけでも、使われる頻度は変わります。導入の効果は、運用が定着してはじめて数字に表れます。

後付けできるかどうか、型番からお調べします
現在お使いの複合機にフィニッシャーを追加できるかは、機種によって異なります。ライドでは型番をお伝えいただければ対応状況を確認し、追加できない場合の選択肢も含めてご案内します。
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フィニッシャーを使うときの注意点

導入後に起こりやすいトラブルと、その前提として知っておきたい制限を整理します。

針詰まりが起こることがある

ステープル機能で最も多いトラブルが針詰まりです。用紙が斜めに入った、規定より厚い紙を綴じようとした、といった場面で発生します。

多くの機種では、操作パネルに詰まった箇所が表示されます。表示に従ってカバーを開け、詰まった針を取り除けば復旧できるのが一般的です

無理に引き抜こうとすると内部を傷めることがあります。手順が分からない場合は、販売店に連絡して対応を仰いでください。

綴じられない用紙がある

厚紙、コート紙、ラベル用紙といった特殊な用紙は、綴じられなかったり、穴あけに対応していなかったりすることがあります。

対応可能な用紙の種類と厚さは、機種ごとに定められています。特殊な用紙を使う予定があるなら、導入前に対応状況を確認しておいてください

サイズが混在する場合は設定が必要

A3とA4、B4とB5のように、一辺の長さが同じ用紙であれば混在した状態でも綴じられる機種があります。

ただし、そのままでは処理されません。複合機側でサイズ混在の設定を行う必要があります。メーカーによって設定項目の名称が異なるため、導入時に操作方法を確認しておいてください。

使用頻度が高すぎると故障につながる

特にインナーフィニッシャーは、動作部を小さく収めている分、想定を超える使用には向きません。連続して大量に処理し続けると、故障の確率が上がります。

使用量が多いことが分かっているなら、最初からサドル型を選ぶか、上位の機種を検討したほうが結果的に安く収まります。想定使用量を販売店に伝えたうえで、適したクラスを提案してもらってください

まとめ|フィニッシャーは手作業の時間と費用を比べて判断する

フィニッシャーは、印刷後のホチキス止めや穴あけ、冊子の製本を自動で行う装置です。本体内部に収まるインナー型と、横に外付けするサドル型の2種類があります。

インナー型は場所を取らず価格も抑えられますが、機能は基本的なステープルが中心です。サドル型は中綴じや折り加工にも対応する代わりに、複合機1台分に近い設置スペースと数十万円の費用がかかります

必要かどうかは、手作業にかかっている時間を数えれば判断できます。月に何部を綴じ、どれくらいの時間を使っているかを人件費に換算し、オプションの総額と比べてください。

導入すると決めたら、設置スペース、対応用紙、処理枚数の上限、パンチユニットの要否を確認します。オプションは一つ増えるごとに月額が上がるため、必要な機能だけに絞ることが結果的にコストを抑えることにつながります。

複合機の構成、必要な機能だけに絞ってご提案します
オプションは一つ増えるごとに本体価格が上がり、月額に反映されます。株式会社ライドが、実際の業務内容をふまえて過不足のない構成を組み立て、契約条件の確認までを一貫して対応します。
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