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中古複合機のデメリットとは?導入前に知るべき7つのリスクと新品リースとのトータルコスト比較

「中古の複合機なら安く導入できそう」「初期費用を抑えたいから中古にしたい」——中古複合機は本体価格が新品の半額以下で手に入ることもあり、コスト重視の企業にとって魅力的な選択肢です。しかし、本体が安いぶんカウンター料金が新品の2〜3倍に設定される、故障リスクが高い、リース契約ができない、補修部品が枯渇するなど、見落とされがちなデメリットも多く存在します。本記事では、中古複合機のデメリットを7つのポイントに整理し、新品リースとのトータルコスト比較や、それでも中古を選ぶ場合の賢い選び方まで詳しく解説します。

中古複合機の7つのデメリット

デメリット1:カウンター料金が新品の2〜3倍になる

中古複合機の最大のデメリットは、カウンター料金(保守料金)が新品と比べて大幅に高くなることです。新品複合機のカウンター料金相場がモノクロ1〜2円/枚・カラー10〜20円/枚であるのに対し、中古ではモノクロ約3円/枚・カラー約25円/枚が相場となり、約2〜3倍の単価が設定されます。

これは中古複合機の部品が摩耗しており故障リスクが高いため、保守会社がリスク分を料金に上乗せしているためです。本体価格が安くても、毎月のカウンター料金が高ければ、5年間のトータルコストでは新品リースの方が安くなるケースも少なくありません。

デメリット2:故障リスクが高く耐用年数が短い

複合機の設計上の寿命は約5年・累計印刷枚数約300万枚とされています。中古複合機はすでに数年間使用されているため、購入時点で寿命の一部を消費した状態です。紙詰まりの頻発、印刷のかすれ、トナー漏れ、異音の発生といったトラブルが新品よりも高い頻度で発生するリスクがあります。

一般的に、中古複合機が安定して使えるのは「5年落ち以内」かつ「総印刷枚数20万枚以下」の状態が目安とされています。これを超える機種は、故障頻度が上がり業務への影響が大きくなる可能性があります。

デメリット3:リース契約ができない

中古複合機は原則としてリース契約を結ぶことができません。リースは新品の設備をリース会社が購入して貸し出す仕組みのため、中古品は対象外です。つまり、中古複合機の導入には現金での一括購入が必要となり、初期費用としてまとまった資金が求められます。

リース契約であれば月額4,000〜25,000円程度で初期費用ゼロで導入でき、全額経費計上も可能ですが、中古の一括購入では固定資産としての減価償却や固定資産税の支払いが発生します。

デメリット4:補修部品が枯渇するリスクがある

メーカーの補修部品の保有期限は、製造終了から7〜8年程度です。中古複合機は製造から数年が経過しているため、購入時点ですでに部品保有期限が近づいている場合があります。部品が枯渇すると、故障しても修理に必要な部品が入手できず、複合機が使えなくなるリスクがあります。

デメリット5:メーカー直接の保守が受けられない場合がある

新品リースの場合はメーカーの直接保守が受けられますが、中古複合機の場合は販売店経由の保守や外部の保守会社が対応するケースが多いです。メーカー直接保守と比べて対応スピードや品質に差が出ることがあり、特に地方では保守拠点が近くにないケースもあります。また、ネットオークションやフリマサイトで購入した場合は、保守契約自体が結べないこともあります。

デメリット6:機種・メーカーを自由に選べない

中古複合機は販売店の在庫から選ぶことになるため、希望するメーカーや機種が必ずしも手に入るとは限りません。新品リースであれば全メーカー・全機種から自由に選択できますが、中古の場合は流通している機種の中から妥協して選ぶことになるケースがあります。

デメリット7:最新機能・セキュリティに対応していない

5年以上前の複合機では、クラウド連携、AI自動分類、ICカード認証印刷、最新のセキュリティ規格といった機能に対応していない場合があります。業務のDX化やセキュリティ強化を進めたい企業にとっては、中古複合機の機能面の古さが大きなデメリットになります。

中古複合機のデメリットまとめ|新品リースとの比較表

比較項目中古複合機(購入)新品複合機(リース)
本体価格5万〜30万円(一括購入)初期費用ゼロ(リース料に含む)
カウンター料金(モノクロ)約3円/枚(新品の2〜3倍)約1〜2円/枚
カウンター料金(カラー)約25円/枚(新品の2〜3倍)約10〜20円/枚
故障リスク高い(部品の経年劣化)低い(新品)
補修部品枯渇リスクあり5〜7年は安心
保守対応販売店・外部委託が多い保守契約が結べない場合もメーカー直接保守迅速な対応
機種選択在庫から選択(制限あり)全メーカー・全機種から自由選択
最新機能非対応の場合あり最新機能フル対応
経費処理固定資産・減価償却固定資産税が発生全額経費計上固定資産税なし
導入方法現金一括購入リース(審査あり)

本当に中古は安い?5年間のトータルコスト比較シミュレーション

月間モノクロ1,500枚・カラー500枚の環境で、中古複合機と新品リースの5年間のトータルコストを比較します。

費用項目中古複合機新品リース(5年)
本体費用15万円(現金購入)0円(リース料に含む)
リース料金(60ヶ月)0円約72万円(月12,000円)
カウンター料金(60ヶ月)モノクロ×1,500+カラー×500約102万円(3円×1,500+25円×500)×60約52.5万円(1.5円×1,500+15円×500)×60
5年間の総額約117万円約124.5万円
差額約7.5万円安い

5年間の差額はわずか約7.5万円であり、中古複合機の故障リスク、補修部品枯渇リスク、保守対応の質、最新機能の欠如を考慮すると、トータルの安心感では新品リースの方が大きく優れています。さらに、印刷枚数がもう少し多い環境や、カウンター単価の差がさらに大きい場合は、新品リースの方がトータルで安くなるケースも十分にあり得ます。

それでも中古複合機にメリットはある?

本体価格が圧倒的に安い

中古複合機の最大にして唯一のメリットは、本体価格の安さです。新品の定価が100万円以上する機種でも、中古なら5万〜30万円で購入できるケースがあります。ただし、前述の通りカウンター料金が高いため、トータルコストでは必ずしも安くなるとは限りません。

即納で使い始められる

中古複合機は在庫があればすぐに納品できるため、リース契約のように審査や手続きに時間がかかりません。「今すぐ複合機が必要」という緊急時や、短期間だけ使いたい場合には中古のスピード感がメリットになります。

リース審査が不要

中古複合機は一括購入のためリース審査が不要です。創業間もない企業や、過去に審査に落ちた経験がある企業にとって、審査なしで導入できる点はメリットです。ただし、一括購入のため初期費用が必要になる点は留意しましょう。

中古複合機が向いている企業・向いていない企業

中古が向いている企業

月間印刷枚数が500枚以下と少なく、カウンター料金の差が影響しにくい

短期間(1〜2年程度)だけ複合機が必要

リース審査に通らない事情がある

つなぎとして一時的に使いたい(新品の導入までの間など)

中古が向いていない企業

月間印刷枚数が1,000枚以上ある(カウンター料金の差が大きくなる)

カラー印刷の比率が高い(カラー単価の差が特に大きい)

安定した保守サポートを重視する

最新のセキュリティ機能やクラウド連携が必要

5年以上の長期利用を予定している

それでも中古を選ぶ場合の賢い選び方チェックリスト

製造から5年以内の機種を選んでいるか

総印刷枚数(カウンター枚数)が20万枚以下か確認したか

信頼できる中古専門業者から購入しているか(オークション・フリマは非推奨)

カウンター保守契約が結べるか事前に確認したか

メーカーの補修部品の保有状況を確認したか

搬入・設置・ネットワーク設定のサポート範囲を確認したか

カウンター料金を含めたトータルコストで新品リースと比較したか

故障時の対応スピードと保守拠点の場所を確認したか

まとめ|中古複合機はデメリットを理解した上でトータルコストで判断を

中古複合機は本体価格の安さが最大のメリットですが、カウンター料金が新品の2〜3倍になる点、故障リスクが高い点、リース契約ができない点、補修部品の枯渇リスクなど、見落とされがちなデメリットが多く存在します。5年間のトータルコストで比較すると、新品リースとの差はわずか数万円であり、安心感や保守品質を含めた総合的な判断では新品リースの方が有利になるケースが多いです。

中古を選ぶ場合は、製造5年以内・総印刷枚数20万枚以下の機種を信頼できる専門業者から購入し、カウンター保守契約が結べることを事前に確認しましょう。

株式会社ライドでは、中古複合機と新品リースのトータルコスト比較や、お客様の利用状況に合わせた最適な導入方法のご提案を行っております。中古複合機のデメリットが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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