複合機の再リースとは?料金の仕組み・メリットデメリット・入れ替えとの判断基準まで徹底解説
目次
- 複合機の再リースとは?仕組みを解説
- 再リースが安い理由
- 複合機の再リース料金はいくら?相場を解説
- カウンター料金は変わらない点に注意
- 複合機を再リースするメリット
- リース料金が大幅に安くなる
- 使い慣れた機種をそのまま使える
- 1年単位の柔軟な契約ができる
- 環境負荷の軽減につながる
- 複合機を再リースするデメリット
- 故障・トラブルのリスクが高まる
- 補修部品がなくなるリスクがある
- 最新機能やセキュリティに対応できない
- カウンター料金が割高なまま据え置かれる
- 再リースと入れ替え、どちらを選ぶべき?判断基準
- 再リースが向いている企業
- 入れ替えが向いている企業
- 判断のポイントはトータルコストの比較
- 複合機の再リースで注意すべきポイント
- 再リース料金は年払いが一般的
- 保守契約の継続可否を確認する
- カウンター料金の見直し交渉を試みる
- リース満了後の選択肢を把握しておく
- まとめ|複合機の再リースはトータルコストで判断しましょう
「リース満了後、同じ複合機をそのまま使い続けられるの?」「再リースと新しい機種への入れ替え、どちらがお得?」——複合機のリース契約が満了を迎えると、多くの企業がこうした疑問を持ちます。再リースは月額コストを大幅に抑えられる魅力的な選択肢ですが、故障リスクやカウンター料金の据え置きなど注意すべき点もあります。本記事では、複合機の再リースの仕組みや料金、メリット・デメリット、入れ替えとの判断基準までわかりやすく解説します。
複合機の再リースとは?仕組みを解説

複合機の再リースとは、初回のリース契約期間(通常5〜7年)が満了したあと、同じ複合機を新たな条件でリースし直す契約のことです。新しい機種に入れ替えるのではなく、今使っている複合機をそのまま継続して使用できます。
再リースの契約期間は通常1年単位で、回数に制限はありません。部品の在庫がある限り、希望すれば何年でも延長できます。初回のリース契約とは異なり、再リース期間中は途中解約が可能なケースも多く、新しい機種への切り替えを柔軟に判断できるのも特徴です。
再リースが安い理由
再リース料金が格安になるのは、初回のリース契約期間中にリース会社がすでに複合機の本体代金・保険料・手数料を回収し終えているためです。リース会社にとっては、すでに元が取れた複合機を安価に貸し続けることで損はなく、ユーザーにとっても大幅なコスト削減になるという、双方にメリットのある仕組みです。
複合機の再リース料金はいくら?相場を解説
再リース料金の相場は、初回リース料金の約10分の1〜12分の1です。たとえば、初回のリース料金が月額2万円だった場合、再リース料金は年間約2万円(月額換算で約1,700円)程度になります。つまり、今まで毎月支払っていた金額とほぼ同額で、1年間使い続けられる計算です。
| 初回月額リース料金 | 再リース料金(年額) | 月額換算 |
|---|---|---|
| 10,000円/月 | 約10,000〜12,000円/年 | 約830〜1,000円/月 |
| 15,000円/月 | 約15,000〜18,000円/年 | 約1,250〜1,500円/月 |
| 20,000円/月 | 約20,000〜24,000円/年 | 約1,700〜2,000円/月 |
| 25,000円/月 | 約25,000〜30,000円/年 | 約2,100〜2,500円/月 |
カウンター料金は変わらない点に注意
重要な注意点として、再リースで安くなるのはリース料金(機器代金)のみであり、カウンター料金(保守料金)は据え置きのまま変わりません。5年以上前に設定された単価がそのまま適用されるため、現在の相場より割高な単価を支払い続けることになる場合があります。カウンター料金を含めたトータルコストで比較すると、新規リースに切り替えた方が安くなるケースもあるのです。
複合機を再リースするメリット

リース料金が大幅に安くなる
再リースの最大のメリットは、リース料金が初回の約10分の1程度にまで下がることです。たとえば月額2万円が年間約2万円になるため、リース料金だけで見れば年間約22万円のコスト削減になります。経費を最小限に抑えたい中小企業やSOHOにとって、非常に魅力的な選択肢です。
使い慣れた機種をそのまま使える
再リースでは同じ複合機を継続使用するため、操作方法が変わることがありません。新しい機種に入れ替える場合は、従業員の操作習得やドライバの再設定、ネットワーク設定の変更などの手間が発生しますが、再リースならこれらが一切不要です。業務を中断することなくスムーズに継続利用できます。
1年単位の柔軟な契約ができる
初回のリース契約は5〜7年の長期契約で途中解約ができませんが、再リースは1年単位の更新です。再リース期間中であれば途中で新しい機種への切り替えも可能なため、「次の機種を検討する間のつなぎ」としても活用できます。ただし、先払いした再リース料金は返金されないのが一般的です。
環境負荷の軽減につながる
新しい複合機を導入せずに既存の機器を継続使用することで、廃棄物の削減や資源の有効活用につながります。SDGsや環境配慮への取り組みを進めている企業にとって、再リースは意味のある選択肢といえるでしょう。
複合機を再リースするデメリット
故障・トラブルのリスクが高まる
再リースの時点で複合機は少なくとも5〜7年使用されており、部品の経年劣化が進んでいます。複合機の設計上の寿命は一般的に5年または累計印刷枚数300万枚程度とされているため、再リース中はこの限度を超えている可能性があります。紙詰まりの頻発、印刷のかすれ、トナー漏れといったトラブルが増えるリスクは見込んでおきましょう。
補修部品がなくなるリスクがある
メーカーの補修部品の保有期限は、製造終了から7〜8年程度が一般的です。再リースで使い続けるうちに補修部品の在庫がなくなり、故障しても修理できなくなるリスクがあります。部品保有状況はメーカーや機種によって異なるため、再リースを検討する際は事前に販売店へ確認しておくことをおすすめします。
最新機能やセキュリティに対応できない
5年以上前の複合機では、最新のクラウド連携機能やセキュリティ規格に対応していない場合があります。また、新しいOSやネットワーク環境への互換性が保証されないケースもあります。業務のDX化やセキュリティ強化を進めたい企業にとっては、再リースよりも最新機種への入れ替えが適切な判断になるでしょう。
カウンター料金が割高なまま据え置かれる
前述の通り、再リースではカウンター料金の単価は変わりません。5年前の契約時よりも現在の方がカウンター料金の相場は下がっている傾向があるため、古い単価のまま支払い続けることはコスト面でのデメリットになり得ます。
再リースと入れ替え、どちらを選ぶべき?判断基準
| 比較項目 | 再リース | 入れ替え(新規リース) |
|---|---|---|
| リース料金 | 初回の約1/10(年額) | 月額4,000〜25,000円程度 |
| カウンター料金 | 据え置き(5年前の単価) | 最新相場で再契約可能 |
| 機種の性能 | 旧機種のまま | 最新機種を導入可能 |
| 故障リスク | 高い(経年劣化) | 低い(新品) |
| 契約の柔軟性 | 1年更新・途中解約可 | 5〜7年・途中解約不可 |
| 導入の手間 | なし | 設置・設定変更が必要 |
再リースが向いている企業
現在の複合機に特に不具合がなく安定稼働している企業、印刷枚数が少なくて機器への負荷が軽い企業、1〜2年以内に新しい機種への入れ替えを予定しているが「つなぎ」として安く使い続けたい企業には、再リースが合理的な選択です。
入れ替えが向いている企業
紙詰まりや印刷不良などのトラブルが増えてきた企業、カウンター料金が現在の相場より明らかに高い企業、クラウド連携やセキュリティ強化など最新機能が必要な企業、今後も長期的に複合機を使い続ける予定の企業には、新しい機種への入れ替えをおすすめします。トータルコストで比較すると、カウンター料金の引き下げ分で月額の総支払額が再リースとほぼ変わらないケースも多々あります。
判断のポイントはトータルコストの比較
再リースか入れ替えかを判断する際は、リース料金だけでなく「リース料金 + カウンター料金」のトータルコストで比較することが重要です。リース満了の半年前には現在の総コストと新機種でのシミュレーションを比較し、どちらが有利かを検討しましょう。複数の販売店から見積もりを取ることで、より正確な判断ができます。
複合機の再リースで注意すべきポイント

再リース料金は年払いが一般的
再リースの料金は、初回リースのように毎月支払うのではなく、1年分を一括で前払いするのが一般的です。途中で新しい機種に切り替えた場合でも、先払いした再リース料金は返金されないことがほとんどですので、この点は事前に把握しておきましょう。
保守契約の継続可否を確認する
再リースに伴い、保守契約(カウンター保守)の継続が可能かどうかを販売店に確認しておく必要があります。メーカーや販売店によっては、一定期間以降の保守対応を終了するケースもあります。保守が受けられなくなると、故障時に高額な修理費が発生するリスクがあります。
カウンター料金の見直し交渉を試みる
再リースではカウンター料金が据え置かれるのが原則ですが、販売店によっては交渉に応じてくれる場合もあります。現在の相場と比較して明らかに高い場合は、見直しを相談してみる価値はあるでしょう。
リース満了後の選択肢を把握しておく
リース満了後の選択肢は「再リース」「新機種への入れ替え」「返却」の3つが基本ですが、リース会社によっては「買取」を選択できる場合もあります。ただし、買取した複合機は自社の固定資産になるため、税務処理や減価償却の手続きが発生します。保守リスクも再リースと同等であるため、買取を選択するメリットは限定的です。
まとめ|複合機の再リースはトータルコストで判断しましょう
複合機の再リースは、リース料金が初回の約10分の1まで下がるため、コスト面では非常に魅力的な選択肢です。使い慣れた機種をそのまま使い続けられる手軽さもメリットです。
ただし、故障リスクの増加、補修部品の枯渇リスク、カウンター料金の据え置きといったデメリットもあるため、リース料金だけでなくカウンター料金を含めたトータルコストで比較検討することが重要です。新機種に入れ替えた方がトータルで安くなるケースも少なくありません。
株式会社ライドでは、複合機のリース満了に伴う再リースと入れ替えの比較シミュレーションや、お客様の利用状況に合わせた最適なプランのご提案を行っております。リース満了が近づいている方は、お気軽にご相談ください。